ある日、車のエンジンをかけてみると「キュルキュル・・・」という音が聞こえて来た・・・。
いろいろと調べてみると、このキュルキュル音はアイドリング中に良く聞こえてくるようで、走行中にはほぼ聞こえないような感じです。
でも、最初のうちは耳をすませば聞こえる程度だったのに、1~2週間ほどの間にびっくりするほど大きな音になってきて、一体どうしたんだろうと思ってしまいます。
この車のエンジンルームから聞こえてくるキュルキュル音の正体は、発電機(オルタネーター)やファン、エアコンのコンプレッサーなどにエンジンから動力を伝えるためのベルトの劣化が原因(ベルトが滑ってしまって音がなっている)であることがほとんどです。
基本的には、これらのベルト類を新品に交換すればこのキュルキュル音を解消することができます。
ただ、次の車検まであと少しとか、今は金欠なのでもう少し修理を先延ばししたいなどという場合、ホームセンターなどで売られている「ベルト鳴き止めスプレー(約700円)」を使えば、自分でも簡単にベルトの鳴きを止めることができます。
そこで今回は、このようなベルト鳴きドめスプレーを使って車のキュルキュル音を改善する方法について、写真付きで詳しくお話していきます。
車のキュルキュル音を止めるために必要なもの
今回のメンテナンスで必要なものは、カー用品店やホームセンターなどで売られているベルト鳴き止めスプレーです。
例えば、カー用品店やホームセンターなどでよく売られているのが上記のスプレータイプのベルト鳴き止め材(KURE ベルト鳴きドめスプレー、約700円)です。
この他にも、一部ホームセンターで売られている「大澤ワックス株式会社 コージョー SPRAY BELT WAX、約1400円」などもファンベルトの鳴き止めによく効きます。
基本的には上記どちらの商品でもキュルキュルという車のベルトの鳴き止め効果は十分にありますので、好みの方を購入しておきましょう。
ベルト鳴き止めスプレーの具体的な使い方について
ベルトの鳴き止めスプレーの具体的な使い方は、包装紙の裏側などに書かれています。
車のエンジンを止めてベルトの内側にスプレーする
まず、車のエンジンを止めます。
そしてボンネットを開けて、黒い色をしたベルトを探し出しましょう。
ベルトの位置が確認できたら、ベルトの内側(円形のプーリーと接っしている面、写真で見えている面の裏側)に向かってスプレーします。
車のエンジンをON⇛OFFする
エンジンルームが狭くてベルトの内側全体にスプレーができない場合は、一度エンジンを掛けて停止させることでベルトの位置を変えてスプレーするということを繰り返します。
鳴き止めスプレーをする際のポイントは、シュッとちょこっとだけ吹きかけるのではなく、シュー・・・・とたっぷりベルトの内側に塗りつけてやるという点です。
鳴き止めスプレーは少量でもベルトの鳴きを止めることができますが、少しだけだと1週間もしないうちにまたキュルキュルと音がしてくることが多いです。
たっぷりと吹き付けておいてやると2~3ヶ月ほどはベルトの鳴きを止めておくことも可能ですので、十分な量を吹きかけておきましょう。
なお、作業スペースが狭く、ベルトの内面にうまくスプレーできないような場合は、スプレーの先端ノズル部分(細いストローのような部分)を折り曲げて使うといいと思います。
お疲れ様でした。
これで車のベルトのキュルキュル音対策は完了です。
最後に一言
今回は、車のエンジンから聞こえるベルト鳴き(キュルキュル音)の対策修理方法についてお話しました。
このベルトの鳴き止めスプレーを使った車のキュルキュル音対策は自分でも簡単に施工することができ、かつ簡単に音を止めることができます。
ただし、この方法は劣化したベルトの延命処置でしかありませんので、早め早めのタイミングでベルト類の交換を行っておくことをおすすめします。
是非参考にしてみてくださいね。
それでは!