手で開け締めするタイプのスライドドアは、購入から数年が経過してくると開け締めがどんどん固く重くなってきます。
これは、スライドドアの裏側にあるレールの上を転がっているローラーの動きが悪くなってきているというのが原因であることがほとんどです。
このローラーの動きをなめらかにするための一番簡単な方法は注油で、ほとんどの場合はそのローラーへの注油でスライドドアの開け閉めがとても軽くなります。
そこで今回は、軽バンの重くなってしまったスライドドアを注油メンテナンスする方法についてお話していきます。
スライドドアへの具体的な注油方法
まずはじめに、スライドドアのローラーがどこにあるのかを確認していきます。
一般的なスライドドアの場合、そのドアを支えるためのローラーはスライドドアの前側の上下と後側の中央辺りについています。
ドアを開けて裏側を覗いてみると、このような感じになっていて、レールの内側にローラーを確認することができると思います。
ローラーは上下方向の荷重を支えるもの(下図、下)と左右方向の荷重を支えるもの(下図、右上)の2つが備わっています。
ここまで確認することができたら、KURE556などの潤滑油をそれぞれのローラーに吹き付けてあげましょう。
この注油は、先ほどお話したスライドドアにある3箇所のローラー取付部全てに行っていきます。
注油後は、スライドドアを数回明け締めして油をなじませてあげます。
すると、ドアの開閉が軽く、なめらかになっているのを実感できると思います。
お疲れ様でした。
これで、スライドドアのローラーへの注油は完了です。
最後に一言
今回は、【軽バン】スライドドアの開け閉めが重く固くなってきた時の対処法についてお話しました。
基本的に軽バンなどのスライドローラーはこのように注油してやると、ドアの開閉をなめらかにすることができます。
是非参考にしてみてくださいね。
それでは!