オートバックスのオリジナルスタッドレスタイヤの性能と耐久性を追跡調査(North Trek N3i編)

オートバックスの格安スタッドレスタイヤの性能と耐久性を追跡調査(North Trek N3i)

一般的なスタッドレスタイヤより3~4割引程度で買えてしまうオートバックスのプライベートブランドの「North Trek N3i」。

このタイヤはダンロップ(住友ゴム)が製造しているという事もあり、約3年ほど前にタイヤ代節約のため、思い切って購入してみました。

旧ウィンターマックスで培われたゴム素材を使用しているということもあって、格安のウインタータイヤの中では氷上性能もそこそこ良い感じです。

今回は、このオートバックスのスタッドレスタイヤの実際の性能や耐久性について、残り溝の測定やゴムの硬度測定、タイヤ表面のヒビ割れの状態という視点も含めて、詳しくお話していきます。

スタッドレスタイヤの性能について

今回実際に購入して調査したタイヤは、オートバックスで売られている格安スタッドレスタイヤの「North Trek N3i」です。

オートバックスのオリジナルスタッドレスタイヤNorthTrek N3i

このタイヤはダンロップ(住友ゴム)が製造しているもので、それをオートバックスがプライベートブランドとして販売しています。

タイヤの素材は旧タイプのウィンターマックスの技術を用いたゴムを使っているため、タイヤの硬度は比較的柔らかめな方になってきます。

>>タイヤの安全・快適・環境への取り組み|DUNLOP

とは言うものの、同じオートバックスのオリジナルスタッドレスタイヤ「アイスエスポルテ」はブリジストンの発泡ゴムを使っているため、それに比べると若干硬めという印象です。

オートバックスのオリジナルスタッドレスタイヤのアイスエスポルテ

ただ、スタッドレスタイヤが柔らかいということはそれだけ摩耗が進みやすい(溝がなくなりやすい)ということでもあり、まだタイヤは柔らかいのに残り溝がなくなってしまってタイヤ交換しなければならなくなるというケースも考えられます。

そのため、ノーストレックNi3は雪上や氷上中心の使い方ではなく、都市部などの乾燥路面中心の使い方に適しているタイヤだと言えると思います。

実際に装着してみた感想

今回はこのタイヤをエルグランド(E51)に実際に装着して、約3年(約1.5万km)ほど使用しました。

オートバックスのスタッドレスタイヤのノーストレックを装着して約3年(約1.5万km)ほど使用

実際に装着して見た感想としては、乾燥やウェット路面に関しては普通のスタッドレスタイヤと同じような印象で、どのスタッドレスも同じですがロードノイズは大きめです。

ゴムが柔らかいスタッドレスタイヤはロードノイズが大きくなってしまいますが、逆に、激安のアジアンタイヤのスタッドレスタイヤの場合、タイヤが硬すぎてロードノイズが小さいということもあります。

氷上での制動力を出すということを考えると、このロードノイズが大きい(といっても有名ブランドのスタッドレスタイヤと同じ程度)のは、しょうがないことだと思います。

オートバックスのスタッドレスタイヤの雪上性能

気になる雪上の性能ですが、体感的には有名ブランドのものとほとんど変わらないという感じです。

精密に走行試験をやれば多少の性能差(数%レベル)はあるのかもしれませんが、普通に雪山にスキーに行って帰ってくるという使い方ぐらいまでは全く問題ありませんでした。

オートバックスのスタッドレスタイヤの氷上性能

上の写真のようなアイスバーンも走行しましたが、以前使っていた国産の有名ブランドのものと同じレベルの制動力でした。

アイスバーンの上なので他のスタッドレスタイヤと同じように、基本的に急ハンドル、急ブレーキは受け付けませんが、ポンピングブレーキ、スピードを落としてゆっくり走行すれば、夏タイヤのように全く動けなくなるということはなく、ちゃんとアイスバーンを抜け出し走行し始めることができました。

タイヤの性能という面では、特に優れた点があるというわけではなさそうですが、逆に悪い点が目立つということもなさそうです。

ノーストレックN3iの耐久性について

タイヤの耐久性については、3年間使用後の残り溝の測定とゴムの硬さなどを測定して検証していきます。

オートバックススタッドレスタイヤの残り溝の測定

新品時の溝深さ約10mmに対して、約3年後(1.5万キロ走行後)の残り溝は約7.8mmでした。

車重が2トン近くあるエルグランドに装着していたので多少片減りはしているものの、もっと減っている(残り溝がなくなっている)と思っていたのですが、予想以上に溝が残っていました。

スタッドレスタイヤの溝は5mm以下(新品時の溝深さに対して50%)になると交換が必要となりますので、タイヤ溝だけで評価するとあと2~3年は使えそうな感じです。

ただ、タイヤの表面の状態をよくよく観察してみると、サイド側はシワやヒビ割れもなくきれいなのですが、タイヤの溝の奥側に小さなヒビ割れが出始めていました。

オートバックスのスタッドレスタイヤのノーストレックを装着して約3年の表面の状態

オートバックスのスタッドレスタイヤのノーストレックを装着して約3年のトレッドの状態

触ってみた感じもまだゴムは柔らかめで、実際に硬度計を使ってタイヤのゴム硬度を測定した結果、約50という数値を示していました。

オートバックスのスタッドレスタイヤノーストレックを実際に硬度計を使ってタイヤのゴム硬度を測定した結果約50という数値

新品のスタッドレスタイヤの硬度は40~50ぐらいが一般的で、60以上になると交換時期となります。

ちなみに、夏タイヤの新品時の硬度は65~70前後です。

ゴムの硬度という点においても、あと1~2シーズンは余裕を持って使っていけそうな感じですね。

ただ、オートバックスの店員さんが言っていたように、新品時に比べるとほんの少しゴムが固くなってきている感じはあります。

ゴムの硬質化に対して耐久性がある部類スタッドレスタイヤではないのかもしれませんが、タイヤの減りも考慮すると、これぐらいの劣化スピードなら溝がなくなる頃にタイヤも固くなってきて交換という判断になりそうです。

最後に一言

今回は、オートバックスの格安スタッドレスタイヤの性能と耐久性を追跡調査(North Trek N3i)についてお話しました。

これらの検証結果をまとめると、私のタイヤの使い方(年間冬季走行距離約0.5万キロ)では、オートバックスのスタッドレスタイヤ(North Trek N3i)の耐久性は約5~6年という感じです。

私は比較的、年間走行距離が長めなのでタイヤの減りも早いのですが、極端に走行距離が少ない人の場合、約5~6年めあたりでタイヤの溝の減りよりゴムの硬化によってタイヤの交換時期になるかもしれません。

そのような場合は、ゴム硬度のやわらかさを長期間保つためのシリカを高配合しているもう少し高いグレードのスタッドレスタイヤを選んでおいたほうが、トータルで考えると安上がりになる可能性もあります。

この辺りは、ご自身の走行スタイルに合わせて検討してみてくださいね。

なお、イエローハットで激安で売られているオリジナルブランドのスタッドレスタイヤ「ice FRONTAGE」についても、実際に使用してみた感想をのせておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

>>イエローハットの格安スタッドレスタイヤの性能と耐久性を追跡調査( ice FRONTAGE )

それでは!

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