ブレーキを踏むたびに「キー・・・」と聞こえてくる異音。
基本的にはこの音が聞こえてくるタイミングとしては、ブレーキパッドが減ってきてパッドセンサー(金属の棒のようなもの)がローターに接触してワザとこのような音を出して、ブレーキパッドの交換時期を知らせてくれることがあります。
ただ、ブレーキパッドを交換したにもかかわらずキーキー音が収まらない、まだパッド残量は十分にあるはずなのにキーキー音が聞こえてきて耳障りだということがあると思います。
「どうにかこのブレーキのキーキー音を止めることができないものか?」
いろいろと調べた結果、ブレーキの鳴きを止める対策方法は以下のようなものがあることが分かりました。
- ブレーキパッドを交換する
→安物のメタリック材のパッドはブレーキの効きは良いが鳴きやすい、ノンアスベスト材の鳴きにくいパッドに交換する。パッド交換のため対策費用が高くなるのがデメリット。 - ブレーキの鳴き止め材を塗布する
→ブレーキの鳴き止め剤をパッド側面やローター表面に塗布することで、鳴きを防止する。制動力が落ちる可能性があるのがデメリット。 - パッド裏面やシムにパッドグリス(カッパーコンパウンドなど)を塗布する
→パッド裏面へのグリス塗布なので制動力は落ちない、グリスは数百円で購入可能なので安上がり。ブレーキ周りを分解するのでDIYスキルが必要。
いろいろと検討した結果、ブレーキの制動力を落とさず費用を安く抑えることができるブレーキパッドの裏側にパッドグリスを塗布する方法に挑戦してみることにしました。
今回はこのブレーキパッドの鳴き止めの具体的な施工方法について、写真付きで詳しくお話していきます。