【DIYラジエター洗浄】自分でクーラント(LLC)を交換する方法まとめ

【STEP4】クーラントの注入

冷却ラインの濯ぎが終わったら、新しいクーラントをラジエターに希釈注入していきます。

現状、冷却ラインの中は水道水で満たされていますので、ラジエターキャップを取り外し、ラジエターの中に入っている水道水を抜き取ります。

先程もお話しましたが、この車のクーラント規定量は約9Lでこの段階で抜き取れる水の量は約3~4L程度となります。

この状態でラジエターにクーラントの原液(濃度90%程度)を希釈せずに満タンになるまで注入していきます。

クーラントの先端にノズルを付ける

LLCをラジエターに注入する

仮に濃度90%のクーラントが4L、水道水が5Lになった場合、冷却ラインに入っているクーラントの濃度はだいたい40%前後になると思います。

クーラントの濃度は主に冷却水の凍結温度と防錆能力に関係してきますが、新車の段階で30%、寒冷地仕様であれば50~60%という感じです。

LLC濃度凍結温度
30%-15℃
40%-24℃
50%-36℃
60%-54℃

薄すぎると冷却水が凍結してしまう恐れや冷却ラインにサビが発生してしまう可能性があります。

また、逆に濃すぎるとラジエターの冷却能力が低下(水に対してエチレングリコールの比熱は半分程度しかないため)し、エンジンがオーバーヒートしてしまうこともあります。

これらのことを参考にクーラントの濃度を決めていきましょう。

ちなみに、WEBで「クーラントテスター」と検索すればクーラントの濃度の測定器を2000円程度で購入できますので、ご参考まで。

【STEP5】エア抜き

冷却水交換後に行わなければならないのがエア抜きです。

冷却水を交換するとどうしても冷却ラインの中に空気が入ってしまいます。

エンジンの冷却は冷却ラインがクーラントで満たされているとき動作するような仕組み担っていて、そこに空気が混ざってしまっていると冷却能力が低下してしまい、そのままの状態で走行してしまうとオーバーヒートの原因となります。

ですので、本格的に走行を始める前に、ラジエターの中に溜まった空気を追い出し、それによって減った冷却水を補充するという作業を行わなければなりません。

具体的には、冷却水を充填後、ラジエターキャップなどをすべて閉じ、ヒーターの温度を最大にした状態でアイドリングさせて十分にエンジンを温めながら冷却水を循環させます。

その後、エンジンが十分に冷えるまで待ってラジエターキャップを開けると冷却水が減っています(冷却ラインに入り込んでいた空気がラジエターの上部に溜まってくる)ので、減った分の冷却水を補充してやります。

これを2~3度ほど繰り返せば、ほぼほぼ冷却ラインのエアは抜けてきます。

後は、ラジエターの脇についているクーラント補充用のサブタンクを適正濃度のクーラントで満水にしておけば、走行後、エンジンが冷えるタイミングでサブタンクからラジエターに冷却水が供給されます。

クーラントのサブタンク

クーラント交換直後は、サブタンク内の冷却水の減りが早いですので、走行のたびに確認してくといいでしょう。

クーラントの交換直後は上記の方法でエア抜きを行っても多少は冷却ラインに空気が残ってしまっていることが想定されますので、エンジンを過度に回さずゆっくり走行することと水温計をチラチラ確認して水温が異常に高くなっていないか確認することを心がけましょう。

水温計が「H」の方に振れてきてしまったら、すぐに車を停車させ、エンジンは切らずにヒーターを全開にして、ボンネットを開きましょう。

そして十分に水温が下がったらエンジンを切り、そこから十分にエンジンを冷やして、減っている分のクーラントをラジエターに補充してあげてください。

基本的に、今回紹介した方法はラジエターの中の冷却水だけを交換していくので、冷却ラインに入る空気の量は比較的少なめとなりますので、上記のようなことは起こりにくいですが、万が一のときはこのように対処するといいでしょう。

お疲れ様でした。

これでラジエター洗浄とクーラント交換が完了です。

最後に一言

今回は、【DIYラジエター洗浄】自分でクーラント(LLC)を交換する方法まとめについてお話しました。

LLCの交換はオイル交換よりも少しDIYレベルが高くなりますが、時間をかけて一つづつこなしていけば自分でやり遂げることができる作業内容だと思います。

ただ、本当に車の整備作業が初めての場合であったり、LLCの廃棄処分に困ってしまう(排水に流してはダメで、整備工場などで引き取ってもらったりする、引取を断られたりすることもある)のであれば、はじめのうち(LLCの廃液を引き取ってくれるお店を見つけるまで)はプロに作業を依頼するのがいいのではないかと思います。

是非参考にしてみてくださいね。

それでは!




タイトルとURLをコピーしました