【完全保存版】自動車カーエアコンの冷媒ガスを自分で補充する方法

カーエアコンに冷媒ガスを補充するために必要な道具

ここからは、カーエアコンに冷媒ガスを補充するために必要な道具についてお話していきます。

まず、冷媒ガスを補充するために必要な道具は、「冷媒ガス」そのものと、「チャージホース」と呼ばれる冷媒ガスが入った缶とカーエアコンを接続する専用のホースの2つです。

カーエアコンの冷媒ガスサービス缶とチャージングホース

まずはじめに、冷媒ガスを手に入れる方法から説明していきましょう。

車に充填されている冷媒ガスの種類は製造された年代順に3つに分かれていて、これからあなたの車に充填するガスは元々あなたの車に入っていたガスを補充する形になります。

  • 2013年頃~;R1234yf(HFC-1234yf、補充には資格が必要)、R134a(HFC-134a)
  • 1990年頃~2013年頃;R134a(HFC-134a)
  • 1990年以前;R12(フロン22)

【必要な物その1】R1234yf冷媒(新しい車の場合)

R1234yfの表示ステッカー

出典)R1234yf:EU fordert weitere Tiervercuche|AUTOBILD.DE

2013年以降に製造された車両から徐々にR1234yfという冷媒が使われるようになっています。

このR1234yfという冷媒ガスは可燃性であるため、私達素人は補充も回収もしてはいけない決まりになっていますので、2013年以降に購入したこのようなステッカー(R1234yfと表示など)の貼ってある車の場合、ほんとうに残念ですが自分で補充するのはあきらめ、ディーラーやオートバックスなどのカー用品店などに依頼しましょう。

【必要な物その2】R134a冷媒(ほとんどの場合)

次に、ほとんどのケースがこれに当てはまると思いますが、1990年辺り~2013年頃に製造された車にはR134a(HFC-134a)という冷媒ガスが使われています。

このR134a冷媒の場合、冷媒を回収廃棄するためにはそれに応じた資格が必要になりますが、冷媒を補充する分には特別な資格は必要なく、冷凍サイクルや作業手順に対する正しい知識、そしてすべて自己責任で行うという覚悟があれば、誰にでもできます。

というのも、このR134a冷媒というのはスプレー缶の形で市販されているエアダスターにも使われている(最近は少なくなってきましたが・・・)ようなものであり、一般人でも普通に手に入れることができる不燃性の安定した物質だからです。

一度、ネットで「hfc-134a エアダスター」などと調べてみると、そのことがよく理解できると思います。

ちなみに、自分の車がR134a冷媒を使用しているかどうかを見分ける方法は主に以下の3つになります。

【見分け方その1】灰色キャップでHとLが表示されている

出典)ラグナ R134A用キャップ JTCR134A-C|楽天市場

【見分け方その2】ワンタッチカプラの接続ポートで、外周にネジが切られていないタイプである

エアコンの低圧側チャージングポートのキャップを外す

【見分け方その3】R134aなどと書かれたシールが車体に貼られている

冷媒の種類はボンネットの裏のシールを確認

なお、R134a冷媒は素人でも楽天やアマゾンなどのネットショップや、大型のホームセンターなどで以下のような200g缶を購入することができます。

R134aのサービス缶

【必要な物その3】R12冷媒(旧車の場合)

R12冷媒が搭載されている車の見分け方としては、以下の2つが考えられます。

【見分け方その1】1990年以前に製造された車である

R12冷媒は、1990年以前に製造された車に充填されている冷媒ですので、1990年以前に製造された車の場合、R12冷媒が採用されている可能性があると考えましょう。

【見分け方その2】ジョイントの外側にネジ溝がある

出典)エアコン修理!★NSX★レトロフィットでR12→134aに変更!!|店長Mizoのおやぢ日記

今では純粋なR12冷媒というものは販売されていませんので、R12冷媒と互換性のある代替R12冷媒を充填することになります。

ただし、この冷媒が充填されている車の場合、既に製造されてから20年以上経過していることになりますので、この冷媒の場合もプロに修理を依頼した方がいいと思います。

【必要な物その4】チャージングホース

冷媒ガスが入ったボンベとカーエアコンを接続するホースのことを「チャージングホース」と呼びます。

チャージングホースにもいろんな種類のものがありますが、自分でカーエアコンにガスを補充する場合、最低でもゲージが一つはついているものを選びましょう。

カーエアコンのオイル添加剤を補充する際に使うチャージングホース

というのも、後の冷媒ガス充填の具体的なステップでお話していきますが、このようなゲージが付いていると数値で適正なガス圧をチェックしながら冷媒ガスを充填していくことが可能になります。

勘で冷媒ガスを充填してしまうと、入れすぎによってカーエアコンの高圧側のシール類を破損してしまう可能性があります。

ゲージ付きのチャージングホースでも、安いものなら2500円程度で購入できますので、シール破損で数万円の修理代のリスクを回避するために予算に+1000円して、ゲージ付きのチャージングホースを購入するようにしてくださいね。

次のページでは、カーエアコンに冷媒ガスを補充する具体的な手順についてお話していきます。