タイヤのエアバルブは取り付けてから5年ぐらいしてくると、側面にヒビが入ってきたりして、エア漏れを起こしてしまうことがあります。
ただ、問題になってくるのはエアバルブを交換しようと思っても、どうやって交換すればいいのか分からないということだと思います。
というもの、エアバルブは一旦、ホイールからタイヤを外した状態でしか取り外しと取り付けることができない構造になっているため、一般的にはお店で交換してもらう(部品代約3000円/本、工賃約500円/本)ことになります。
この記事では、少しでもエアバルブの交換費用を節約したいという人向けに、自分でタイヤのエアバルブを降雨関する手順についてお話していきます。
エアバルブ交換に必要なもの
まずはじめに、エアバルブ交換に必要なものについてお話していきます。
エアバルブ
エアバルブはホームセンター等にはおいていないことが多く、ネット通販やカー用品店のピットなどで購入(1本約300円程度)することができます。
ビードブレーカー
ホイールとタイヤの間に隙間を作る時に使うのがビードブレーカーという道具です。
上記のようなタイプであれば、ネット通販やヤフオク等なら2000~3000円程度で購入することができます。
ニッパー
エアバルブを取り外したり、取り付けたりする時に使うのがニッパーです。
100円均一などで売られてるものでOKですので、準備しておきましょう。
タイヤのエアバルブの交換方法
ここからは、タイヤのエアバルブの具体的な交換方法についてお話していきます。
ビードブレーカーでホイールとタイヤの間に隙間を作る
まずはじめに、タイヤの空気をすべて抜き、ビードブレーカーを使ってビードを落としていきます。
エアバルブはホイールの表面側に付いているので、表面のみこのような感じで1周グルっとビードが落ちてホイールとタイヤの間に隙間が作れるようになっていればOKです。
エアバルブを取り外す
この状態でタイヤのエアバルブのある部分に足をのせて体重をかけてやると、ホイールの裏側が見えますので、その状態でエアバルブの取り外しを行います。
ただ、この方法だとうまく写真が取れなかったので、この記事ではタイヤを取り外した状態で説明していきます。
エアバルブはこんな感じでホイールについていますので、ホイールの裏側の部分をニッパーでカットしていいます。
こんな感じでエアバルブをカットできれば、後は表側から引き抜いてやるとエアバルブを取り外すことができます。
エアバルブを取り付ける
ここでエアバルブを取り付ける前に、シリコンスプレーや水で薄めた中性洗剤などをゴム部分に吹き付けていきます。
こうしておくことで、エアバルブの挿入がかなり楽になります。
エアバルブの挿入はホイールの裏面からエアバルブを差し込み、工具を使って引き出す感じで行います。
私はいつもニッパーでやってしまうのですが、専用のエアバルブインサートツール(約600円~)というものがあります。
それ使って作業するほうがエアバルブに傷が付きませんのでおすすめです。
エアバルブが挿入できたら、ムシ(エアバルブの中の部品)を取り付けて完成です。
写真ではエアバルブ交換作業の説明のためにタイヤを取り外した状態で行なっていますが、基本的にはタイヤを取り外さなくても、タイヤを足で踏んで体重をかけて隙間を作ることができれば、タイヤを付けた状態でここまでの作業を終えることができます。
タイヤに空気を入れる
エアバルブ交換後は、タイヤに空気を入れていきましょう。
タイヤの表面だけビードを落とした状態であれば、ほとんどの場合、普通にタイヤに空気を入れていけば、バンっと音がなって、タイヤがホイールの凹み部分にはまり自然とビードが上がります。
最後に一言
今回は、自分で車のタイヤのエアバルブを交換する方法についてお話しました。
この記事を読んでいただくと、エアバルブだけを交換するのはとても大変だということが分かってくると思います。
エアバルブ交換はホイールからタイヤを取り外すタイヤ交換のタイミングで行っていくというスタンスがおすすめです。
それでは!