高速でハンドルが小刻みにぶれる12の原因まとめ

【原因その5】長期間駐車によるタイヤの変形

タイヤは経年劣化する時にゴムが硬化していきます。

長期間の駐車によってタイヤが変形した状態で放置されると、変形した状態でタイヤが硬化するため、それが原因でハンドルがブレる時があります。

*故障名
高速走行時、ハンドルがブレる

*入庫時状況(赤がポイント)
昨日、高速道路を走ったのだが 85km/hぐらいの速度になると ハンドルがブレる。

(100km/h 近くになるとブレは止まる)

なんとか ならないか、との依頼があった。

*修理詳細
この車は2ヶ月程前に中古タイヤを購入、交換していたので 再度ホイールバランスをとってみた。

しかし ハンドルブレの現象に変化はなかった。

念のため、近くのタイヤ店でバランスをとってもらったが 同じであった。

ステアリング関係にガタ等の異常はなく、やはりタイヤ関係が一番怪しく思えたので  在庫車のタイヤに取替えて 再び高速道を走ってみた。

その結果、同じ速度でハンドルブレが発生した ものの その振れ幅はかなり小さくなった。

やはりタイヤが影響していると思われた。

この時点で少し 整理をしてみた。

この車は長期駐車をすることが多い。

中古タイヤ(ゴムが硬い)を使用した。

バランスはOK。このことより 目には見えないがタイヤの一部に変形が残っていることが考えられ、 それがハンドルブレ(共振)に現れたと推察した。

しかし 問題はそのことをお客様に 目に見える 形で、言い換えるとデーターとして出さないと納得してもらえないことであった。

いろいろ考えてみたが その中でひとつのアイデアが浮かんだので実行してみた。

タイヤの空気圧を2.2→3.5kg/c㎡に高めてみて  再び 同じ高速道を走ってみた。

その結果、古い舗装面ではハンドルブレが残ったものの 新しい 舗装面でほとんどブレが出なくなった。

このことより 今回のハンドルブレの原因が 長期駐車による タイヤの変形、中古タイヤのためゴム質が硬く、変形が戻りにくいことなどが影響している可能性が 高いことをお客様にお話してしばらくこの状態で乗っていただくことになった。

もちろん タイヤ 空気圧は元に戻した。

(対策;なるべく車に乗る機会を多くして長期駐車を 避ける。また 新品タイヤに取替えるのもひとつの方法。)

引用)2010年12月12日(日) マークⅡ|くるまねっと修理日記

【原因その6】ホイールが歪んでいる

最近は値段の安いホイールがたくさん出てきましたが、その弊害として製造段階で発生するホイールの歪みがハンドルのブレにつながっていることもあります。

以前「ヤフオク」で、エンケイの「RP01」(5本スポーク)を購入し、タイヤを組んで「バランス調整」しましたが、ブレーキを踏むと「ハンドルがぶれる」症状になりました。

もう一度ホイールバランスを確認しても、「バランスはOK」「タイヤ外周のぶれもOK」「ホイールリムのぶれもOK」でした。

しかし良く見ていると、スポーク付け根の位置が「ビミョ-にずれている」事に気づきました。

※ホイールは、廃棄処分!

最終的には、車に装着して異常が無ければOKでは・・・。

引用)高速走行するとハンドルがぶれ出します。|おしえて!goo

必ずしも安物が悪いものというわけではないのですが、安物は品質管理が甘いケースもありますので、このようなことも考えられるということを知っておきましょう。

【原因その7】走行中にホイールの内側に雨水が溜まる

ものすごく稀なケースですが、ホイール形状によってはホイールに雨水が溜まってしまい、それがタイヤバランスを崩してしまうこともあります。

まず一つめの原因ですが、フルリバースリムならではの原因!

トップ画は洗車後の様子ですが、ホイールのリムに水が溜まります。

なんとこれが、雨の中を走行中にも同じ状態になります。

この状態でホイールが高速回転することによって、水がリムの内側に遠心力で押しつけられ、リングのようになります。

これが原因となって、ホイールバランスが大きく崩れ、ハンドルブレの原因となっていました。

ホイール内部の水切りフィン

この水切りフィン(?)を付けることによって、ホイールが回転するとフィンによって水がホイールの内側に飛ばされるようになります。

出典)犯人はお前かっ! 【 高速でハンドルがブレる件 】|みんカラ

【原因その8】シミー現象が発生している

足回りの構造強度の割にタイヤが大径のものが取り付けられている車(軽オフロード車など)に多いのが、シミー現象によるハンドルのブレです。

ホイールやタイヤは円形の中央や左右の中央に重心ができるように設計製造されているが、微妙な誤差ができてしまう。

そのままの状態で使うと、回転の中心と重心がズレているため、振動が発生してしまう。

偏心回転というもので、実は携帯電話のバイブレーター機能は、この偏心回転を利用して振動を起こしている。

こうしたホイールバランスの狂いによる偏心回転による振動をシミー現象という。シミー現象は、一般的に高速走行で発生しやすく、特定の速度以上で起こることが多い。

高速走行でハンドルにブレを感じた場合、シミー現象の可能性が高い。

引用)高速走行でハンドルが振動したらシミー現象。|クルマのことならオートバックス

シミー現象が発生すると、タイヤそのものが大きく振動し始めますし、ハンドルにもそのフレが伝わってきます。

最後に、外から見ることがなかなか難しいシミー現象を捉えた動画を掲載しておくので、身に覚えのある方はご覧になってみてはいかがでしょうか?

ジムニー ハンドルシミー現象スロー再生.MP4

引用)ジムニー ハンドルシミー現象スロー再生.MP4|YouTube

基本的には、このシミー現象もタイヤバランスをしっかり取ってあげれば、解消することがほとんどです。

ただし、オフロード走行などでホイールそのものに歪みができてしまっている場合はいくらバランス取りをしても直らない事がありますので、ご参考まで。

次のページでは、高速でハンドルがブレる原因その9~12についてお話していきます。