バッテリー上がりの原因がバッテリーにあるかどうかを見極める方法
まずはじめにお話しておきたいことは、バッテリーが上がってしまった原因がバッテリーであるかどうかを見極める方法についてです。
このことについて考える時は、まず、バッテリー上がりの原因がうっかりミスによるものか、そうでないかを考えておきましょう。
例えば、エンジンOFFの状態でライトを点けっぱなしにしてしまっていたという場合、これはうっかりミスが原因なので、バッテリー上がりの原因はバッテリーではないということになります。
逆に、そのようなうっかりミスがない場合、ほとんどはバッテリーの劣化や寿命がバッテリー上がりの原因であり、それ以外の稀なケースとしてオルタネーターやレギュレーターなどの車両側のパーツの故障が考えられます。
この他にも、車内灯(ルームランプ)をDOORにしていたりして、ドアの開閉を検知するスイッチが故障して、ドアを閉じているのにルームランプがついたままになってしまっていたというケースもあったりします。
>>車内灯(ルームライト)が消えなくなる原因とその対処法まとめ
バッテリー上がりの原因を見極めるのが難しいのは、このバッテリーそのものの性能劣化などが原因なのか、その他のパーツが原因なのかというところになります。
プロの場合は専用のテスターなどでチャチャチャっとそれらのパーツの状態を確認して、何が原因だったのかを調べ上げていくわけなのですが、私たち素人がこのあたりのことを検証していく場合、一気にいろんなことを検証すると混乱してしまいます。
そこでおすすめの方法としては、まずはバッテリーの状態を徹底的に確認して、
- バッテリーの状態がNG → バッテリー上がりの原因はバッテリーである
- バッテリーの状態がOK → バッテリー上がりの原因はそれ以外にある
と考えていくのが良いのではないかと思います。
次のページでは、バッテリーの性能(劣化具合、寿命)を判定する具体的な方法についてお話していきます。