【STEP4】ボールジョイントブーツを取り外す
ここからは、ボールジョイントブーツを取り外してきます。
まず、マイナスドライバーをボールジョイントブーツとロアアームの隙間に押し当て、ハンマーでトントントンっと軽く叩き入れます。
すると、ブーツとロアアームの隙間ができますので、マイナスドライバーを捻ったりして隙間を広げ、ブーツを取り外していきます。
取り外したブーツと新品のブーツを比較してみると、こんなにも劣化変形していることがわかります。
【STEP5】新しいブーツを取り付ける
ここからは新しいブーツを取り付けていきます。
まず、ボールジョイントについている古いグリスをボロ布などできれいに拭き取ります。
ここに新しいグリスをたっぷりと塗りつけていきます。
一番下の部分(ブーツを圧入する部分)にグリスがついてしまった場合は、その部分だけボロ布で拭き取っておいてください。
そして、新しいブーツを被せていきます。
ここで事前に作っておいた治具を上から被せ、プライヤーを使ってブーツを圧入していきます。
これで、ブーツの取り付けは完了しました。
【STEP6】逆の手順で組み立てていく
後は、逆の手順で組み立てていきます。
まず、ナックルをボールジョイントにはめ込みます。
そして、サスペンションとナックルをつなぐボルトを規定トルク(車種ごとに異なる、サービスマニュアル参照)で締め付け、取り付けたセンサーを取り付けておきます。
その後、ボールジョイントのナットを規定トルクで締め付けます。
ぼるジョイントのネジが空回りしてしまう場合は、ジャッキなどを使ってロアアームを下から少し押し上げながら締め付けると共回りを防ぐことがデキますので、ご参考まで。
最後にすべてのボルトやナットが規定トルクで締まっているかしっかりと確認すれば、ボールジョイントブーツの交換作業は完了です。
最後に一言
今回は、ロアアームのボールジョイントブーツ交換費用の相場とDIY交換方法まとめについてお話しました。
ロアアームについているボールジョイントブーツは車検でよくチェックされる項目ですし、ブーツが破れて水が侵入し、ボールジョイントにダメージが出てしまってからだと、ロアアーム一式交換になることもあります。
ブーツだけであれば1個数百円で購入できますので、ブーツのひび割れがひどくなってきたら交換しておくことをおすすめします。
ちなみに、このロアアームのブーツの交換はタイロッドエンドブーツの交換と同時に行っておくと作業が2度手間になりませんので、このタイミングで一緒に行っておくといいでしょう。
ただ、交換作業に不安がある場合はプロにお願いして交換してもらうようにしましょう。
もし可能であれば、その作業を見学させてもらって次回やるときの参考にするというのも一つの手です。
是非参考にしてみてください。
それでは!