【DIYラジエター洗浄】自分でクーラント(LLC)を交換する方法まとめ

【STEP3】冷却ラインを水道水で濯ぐ

ここからは、冷却ラインの中にあるクーラントや洗浄剤を抜き取り、水道水で冷却ラインを濯いでいく工程となります。

まず、車をジャッキアップして安全を確保して固定し、エンジンルーム下のアンダーカバーを取り外していきましょう。

車をジャッキアップする

車のアンダーカバーを外す

車のアンダーカバーを外したところ

アンダーカバーを外すとエンジンが見えてきます。

ラジエターはエンジンルームの前側についていて、ラジエターの下部に樹脂製のドレンキャップがついているのが分かると思います。

ラジエターの下方にあるキャップ

ここまで準備ができたら冷却水を受け取るための容器をラジエターキャップの下に置き、プラスドライバーでラジエターキャップを取り外してやりましょう。

ラジエターキャップの下に容器を置く

ラジエターのドレンキャップを取り外した

すると、下記のような感じでラジエターの中にあるクーラントがポトポトと少しずつ出てくると思います。

この後、エンジンルームの中にあるラジエターキャップを開けてやると、ラジエター内に空気が入ってきて、下記のようにクーラントがジョーっという音を立てて排出されるようになります。

自分でラジエター洗浄とクーラント交換する方法

クーラントが排出される様子

クーラントの抜き取り1回目

この車の冷却水の規定量は約9Lナノに対し、この状態で抜き取れるクーラントの量は3L程度ということから、現状では約1/3程度しかクーラントが抜けていないということが分かります。

また、クーラントの色を見てみると分かりますが特に茶色っぽくなっている様子もなく、冷却水の状態は良好だということも見てとれます。

この車の場合、2年に一度の頻度でクーラントを交換しているため廃液の色がこのような色をしていますが、クーラントの交換を何年もやっていないような車だと、クーラントの色が茶色く濁ってしまっていたり、冷却ラインで発生したサビが廃液に混ざっていたりすることもあります。

冷却ラインがやられてしまうとオーバーヒートして車が動かなくなったり、修理のために多額の費用がかかってしまったりするので、車検などのタイミングでクーラントを定期的に交換しておくのがいいと思います。

なお、一般的な整備工場などではこの冷却水抜き取りのタイミングで冷却水ラインのホーシングを外したり、エンジンブロックのドレンボルトを外したりして、できる限り冷却水を排出した後、40%程度に希釈したクーラントを規定量補充してクーラントの交換を完了していきます。

ただ、DIYでクーラントを交換する場合、きれいにクーラントを全量抜き取るのは難しいですし、特に洗浄剤などを使ってラジエター洗浄などをした場合、冷却ラインにそれらの薬液が残っているのはあまり好ましくありません。

ですので、私の場合、以下の工程で水道水で冷却ラインを洗いだ後、クーラントを注入するという方法を採用しています。

冷却ラインを水道水で濯ぐ手順

  • ラジエターのドレンボルトを締める
  • 水道水をラジエーターに満水になるまで注入する
    水道水をラジエターに注入する
  • ラジエターキャップは開けたままアイドリング(ヒーター温度最大)してラジエター内の水道水を循環させる
  • ラジエターの注入口から空気がプクプクと浮いてきて、冷却水の水面が下がったら水道水を補充する
    ラジエターから気泡が出てくる
  • 10分ほどアイドリングさせたらエンジンを止めて、ラジエターのドレンボルトを緩め、冷却水を抜き取る

このプロセスを何度も繰り返していくと、排出される冷却水の色が緑色から無色透明になっていきます。

1回目に抜き取った廃液

クーラントの抜き取り1回目

一番最初に抜き取ったクーラントはこのような感じで深緑色をしています。

水道水濯ぎ5回目の廃液の色

水道水で5回濯いだ後の冷却水の色

上記の方法で5回ほど濯いだ後のクーラントの色はこのような感じで大分緑色が薄くなってきました。

水道水で10回濯いだ後の廃液の色

水道水で10回濯いだ後のクーラントの色

10回濯ぐとこのぐらい廃液の色が透明になってきますが、まだ無色透明という感じではありません。

水道水で15回濯いだ後の廃液の色

水道水で15回濯いだ後の廃液の色

冷却ラインの濯ぎ作業を始めてから3~4時間が経過し、ようやく15回目の濯ぎが終わりました。

ここまで来るともう完全に廃液は無色透明といった感じです。

次のページでは、クーラントのDIY交換STEP4(クーラントの注入)についてお話していきます。