【DIYラジエター洗浄】自分でクーラント(LLC)を交換する方法まとめ

ラジエター洗浄&クーラント交換に必要なものまとめ

まずはじめに、ラジエター洗浄とクーラント交換に必要なものについてお話していきます。

【必要なものその1】ラジエター洗浄剤

Holts(ホルツ)のラジエター洗浄剤

ラジエターの洗浄は、クーラント交換前に上記のような洗浄剤をラジエターに投入し、エンジンを始動して薬液がエンジンの隅々まで行き渡らせた後に、汚れを含んだクーラントを排出するという方法で行います。

ラジエター洗浄剤をラジエターに注入する

なお、今回使ったラジエターの洗浄剤(Holts、約500円)はその辺のホームセンターやカー用品店などで購入可能となっています。

この洗浄剤はクーラント5~10Lに対して1本の割合で使用するということなので、よほど大きな車でない限りは1本だけで対応できると思います。

【必要なものその2】クーラント液

DIY交換で使ったクーラント液

次に必要なものは、古いクーラントを抜き取った後に注入する新しいクーラントです。

今回の方法では、ラジエター洗浄剤や水道水などで一度冷却ラインをきれいに洗浄した後に、クーラントを注入する(冷却ラインに水道水が残る)ため、水道水で希釈して使うタイプ(濃度が90%以上のもの、そのまま使える40%前後のものではない)を使いました。

上記の写真の製品(KYK、ロングライフクーラントEX)だと2Lで800円程度でした。

必要となるクーラントの量は車種によって異なりますので、事前に「車種名 クーラント 交換量」などとWEB検索して、必要な分だけ購入しておきましょう。

【必要なものその3】ジャッキやウマ、タイヤストッパーなど

車をジャッキアップする

クーラントは車のフロント側の下側(ラジエターキャップ)から排出しますので、作業がしやすいように車をジャッキアップ&ウマで固定する必要があります。

なお、ジャッキアップやウマの使用は危険が伴いますので、万が一車が落ちてきたときにも体が挟まれないようにホイールを車体の下に置いておくなどして安全を確保した状態で行ってください。

【必要なものその4】廃液を受け止めるケース

自分でラジエター洗浄とクーラント交換する方法

クーラントを抜き取る際に、廃液を受け止めるための容器が必要となります。

今回の方法では、ラジエターの中に入っている分の冷却水(数リッター程度)を受け止めるだけの大きさが必要ですので、10Lぐらいの水が入る容器を準備しておけば溢れてこないと思います。

【必要なものその5】プラスドライバー

ラジエターの下方にあるキャップ冷却水を排出口はラジエター下側のプラスチックキャップを外して行います。

その際にプラスドライバーが必要となりますので準備しておきましょう。

【必要なものその6】廃液処理に必要なもの(ポリタンクなど)

LLCの廃液を保管するための灯油タンク

クーラントは環境に悪影響を及ぼす液体(エチレングリコール)なので、側溝や下水に流して捨てることができません。

使用後のクーラントは、クーラントの販売店やガソリンスタンド(ピットサービスのあるところ、行きつけのところがベター)で引き取ってもらう(有償の場合が多い)か、直接産業廃棄物処理業者にクーラントを持ち込んで処分(有償)してもらわなければなりません。

LLC交換に関する法制度

①産業廃棄物処理法
交換時の廃液は、各事業所から出る廃棄物として、産業廃棄物処理法に基づき処理する必要があります。

②PRTR法
PRTR法とは、対象の化学物質が環境保全に支障をきたすことを未然に防止するため、環境への排出量の把握と届け出を行う制度として制定されました。
この法律により、対象の前年度排出量を2002年6月から 報告する必要があります。
LLCに関しては、その主成分のエチレングリコールが第1種指定化学物質に指定されており、取り扱い量が一定以上の場合、排出量、移動量を都道府県知事に報告の義務があります。

③水質汚濁防止法
④海洋汚染防止法

出典)危険物、有害物の取扱い|自動車整備士.com

抜き取ったクーラーンとは一度上記のようなポリタンク(約500円程度)に貯めておき、業者に依頼して処分するようにしましょう。

この他にも、高吸水性樹脂(簡易トイレなどで使われている水分を含むと膨らんでゲル固形化するもの)などでクーラントを固形化し、市のゴミ回収に出すという方法もありますが、市区町村によってゴミの分別などが異なりますので、この場合は事前にお住いの地域の市役所などに問い合わせてみるのがいいでしょう。

クーラントの交換で一番問題になるのがこの廃棄方法についてですので、事前にこの辺りのことを調査確認しておくことをおすすめします。

【必要なものその7】スポイトやボトルなど

ラジエターのクーラントを抜き取るためのボトル

ラジエター洗浄剤を投入する前に、投入する洗浄剤の容量分のクーラントを抜き取っておく必要があります。

その際に使うのが、先端の長いプラボトルやスポイトです。

使いやすいものでいいので、ホームセンターなどで購入しておきましょう。

【必要なものその8】その他工具

ラジエター交換でアンダーカバーを取り外したところ

クーラントを交換するためには、エンジンルーム下の樹脂パネルなどを取り除かなければならない車種がありますので、取り外しに必要な道具(10mmのスパナ、マイナスドライバーなど)を準備しておきましょう。

次のページでは、具体的なラジエター洗浄&クーラント交換方法についてお話していきます。