【保存版】車を長期保管する前にやっておきたい11つのこと

【その1】バッテリーターミナルを外しておく

長期間車を保管しておく場合、バッテリーのターミナルを外しておくとバッテリー上がりを防ぐことができます。

というのも、車はイグニッションOFF、つまりキーを抜いた状態でもキーレス電波の受信や時計のバックアップのために常に微小な電流(50mA程度)がバッテリーから流れ出ています。

この電流のことを暗電流というのですが、バッテリーのターミナルを外して置くことで、この暗電流をカットすることができ、長期保存におけるバッテリー上がりを防止することができます。

基本的にはマイナス側(黒色)のバッテリーケーブルを外しておけば、この暗電流をカットすることができます。

バッテリーのマイナスケーブルを外す

ただし、バッテリーは車に接続されていなくても、バッテリーの中で少しずつ化学反応が起こり、蓄えられている電気が減へっていくという性質(自己放電)もあり、その自己放電はバッテリー保管環境の温度が高いと増加する傾向があります。

出典)SER38-12 – 産業用鉛蓄電池 – GSユアサ

バッテリーの自己放電も予防したい場合は、バッテリーを車から取り外して、冷暗所に保管するのがベターでしょう。

その他のバッテリー上がりの予防手段としては、補充電ができるバッテリー充電器を繋いでおくという方法もありますので、ご参考まで。

自動的にパルス充電してサルフェーション除去とCCA改善

【その2】ガソリンは満タン(劣化防止材も投入)にするか、すべて抜き取る

車の燃料としてタンクに入れられているガソリンは、常に空気に触れているような状態で約3ヶ月、冷暗所や車のガソリンタンクでの保管でも数ヶ月~半年程で劣化してしまうことがよく知られています。

一般的には気温の変化が少ない冷暗所の保管であれば、ガソリン・灯油・軽油は半年程度、A重油は3カ月程度使用に関して問題ないものと思われます。ただし、購入から上記期間内の品質を保証するものではありませんので、早めの使用(入れ替え)を推奨します。

引用)よくあるご質問|JXTGエネルギー

ガソリンが劣化することによる車へのダメージは主に2つあります。

一つ目は、ガソリンに含まれる「アルケン」という物質が空気中の酸素に触れて酸化し、ギ酸や酢酸という酸性の物質に変化してしまいます。

酸は金属を溶かす性質があるため、それらの物質が増えてしまうとガソリンタンクやポンプ、インジェクションなど、フェールラインにある金属パーツの腐食につながってしまいます。

ガソリンの酸化を防ぐためにはタンク内の酸素を少なくする必要があり、具体的には、ガソリンを満タンに入れることで、ガソリンの酸化をある程度防ぐことができると言われています。

車の長期保管で活躍するガソリン燃料劣化防止材

ガソリン燃料劣化防止材をガソリンタンクに入れる

ガソリン劣化防止材を入れた後は少し車を前後させてガソリンタンクを撹拌し、その後しばらくの間エンジンを掛けておいて、燃料ラインまで劣化防止剤が行き届くようにしてあげましょう。

二つ目は、ガソリンの揮発成分が抜けると粘り気のあるヘドロのような物質が発生し、その状態でエンジンをかけると、ヘドロのような物質が管の汚れや詰まりを引き起こし、エンジンがかからなくなる可能性があります。

スタビライザー(劣化防止材)をガソリンに添加しておけば、約1~2年ほどはガソリンがヘドロ化することを防ぐことができます。

ただし、2年以上車を保管するような場合は、上記の方法でガソリンの酸化やヘドロ化を防ぎきることはできなくなります。

そのような場合は、ガソリンはタンクから一度全て抜いてしまうという方法もあります。

具体的には、ガソリンタンク内の燃料を全て抜き取った後でエンジンを始動し、止まるまで放置するか、インジェクターのデリバリーパイプの燃料ホースを外すなどして、ガソリンをフェールラインから最後まで全て抜き取ります。

こうすることによって、ガソリンが存在することによる車へのダメージを根本的になくしてしまうことができます。

実は、この方法、車の博物館などで動態保存をする時に行われている方法となっています。

ただ、この方法は素人には施工が難しいので、実際にこの方法を自分で行う人は少ないと思います。

素人が車を数年単位で長期保管する場合、1年毎に満タンにしたタンク内のガソリンとスタビライザーを新しいものにするというのが現実的な方法なのではないかと思います。

次にページでは、車を長期保管する前にやっておきたいことその3~5についてお話していきます。




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