【補充ガスチャージ前に】車のエアコン冷媒量をDIYチェックする方法

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冷媒ガスの再充填と補充の違いについて

まずはじめに知っておきたいこととして、通常、業者にカーエアコンのガス補充を依頼した場合、減ってしまった分のガスを補充するのではなく、専用の機械(冷媒回収、充填装置)を使って、一旦カーエアコン内にある冷媒ガスを全て抜き取ります。

その後、冷媒ガスを規定量(車のボンネット等に表示されている数値)の分だけ充填し直すという再充填方式で作業が行われます。

この方法であれば、現状、カーエアコンの中にどれだけの冷媒ガスが入っているのかが分からなくても、確実に規定量の冷媒ガスを充填することが出来るため、作業ミス(クレームのリスク)を減らすことができます。

ただ、上記のような作業を行うためには、高価な冷媒回収充填装置が必要となりますし、無理やり簡易的な物(真空ポンプとゲージマニホールドなど)で代用してこの作業を行おうとすると、どうしても冷媒を大気中に大量放出しなければならなくなってしまうというデメリットがあります。

それに対して、冷媒ガスの補充とは、カーエアコン内で現状不足している分の冷媒ガスを補充する事を言います。

冷媒ガスの補充だけであれば、大気放出することもなく、安価な道具と材料だけでDIYでもカーエアコンを適切な運転状態に戻してやることが可能です。

>>自動車カーエアコンの冷媒ガスを自分で補充する方法

ただ、記事の最初の方でもお話したように、冷媒ガス補充でカーエアコンが直るケースというのは、カーエアコンの部品は壊れておらず、配管からの冷媒漏れの量も極めて少ない(年間数g程度)、つまり「単に冷媒ガスが足りていない状態」の場合に限られます。

一般的に、カーエアコン内に適切な量の冷媒ガスが入っているかどうかを確認する方法は、ゲージマニホールドという圧力計を使って、エアコン動作時の高圧圧力と低圧圧力が適正な範囲内かどうかを確認すれば分かります。

エアコンの圧力測定やガス補充で使うゲージマニホールド

カーエアコンの適正な冷媒ガス圧力(参考値)

  1. エンジン始動直後のクールダウン開始時点
    ・高圧圧力;2~2.2MPa(20~22kgf/cm2)
    ・低圧圧力;0.1~0.3MPa(1~3kgf/cm2)
  2. 安定時(エンジン回転数1500~2000rpmで一定)
    ・高圧圧力;1.3~1.6MPa(13~16kgf/cm2)
    ・低圧圧力;0.18~0.22MPa(1.8~2.2kgf/cm2)

※圧力測定時は、カーエアコンの設定温度を最低、風量は最大にセットすること

なお、上記の適正圧力を外れている場合は、以下のような故障が考えられます。

冷媒ガスの圧力から故障部位を判定する方法(参考例)

  • 高圧、低圧とも低い
    →冷媒漏れ
  • 高圧、低圧とも高い
    →過充填(冷媒の入れすぎ) あるいは コンデンサの冷却不良(冷却ファンの回転不足とか)
  • 高圧が低く、低圧が高い
    →コンプレッサ異常(内部のシール漏れなど)
  • 高圧が高く、低圧が低い
    →キャピラリーチューブ(膨張弁)詰まり、ただし、詰まり具合がひどい具合は高圧圧力が異常に高いわけではないこともある(冷媒流量が少なくなるため)

ここまで分かってくると、カーエアコンの高圧圧力と低圧圧力が共に低い場合、冷媒ガスが不足しているのではないかと考えて良さそうだということが理解できるのではないかと思います。

安価な冷媒ガス量チェックツールについて

ただ、上記で紹介したゲージマニホールドは素人向けの安物でも5000円ぐらいはしますし、使い方を間違ってしまうと、冷媒ガスが一気に吹出してきたりもしてしまいます。

どうにか素人でも簡単に冷媒ガスの不足を確認することができないかといろいろ調べていたところ、ネットで「エアコンチェックキット(約2000円)」というものがあることを知りました。

エアコン冷媒ガス量チェックキット(ヴィプロス Vipros)

このキットは、エアコン動作時の吹出口の温度や低圧側の冷媒圧力を測定することで、カーエアコンに適切な量の冷媒ガスが入っているかどうかを判定することが出来るというものでした。

カーエアコンの冷媒ガス量、オイル劣化チェックキット

次のページでは、このツールを使ってカーエアコンの冷媒ガス量を確認する具体的な方法についてお話していきます。




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