【故障】車のエアコンが効かない(冷えない)原因とDIY修理方法まとめ

【不調の原因その3】エアフィルター(またはエバポレーター)が詰まっている

びっしりとホコリが付いたカーエアコンのエバポレーター

先程はカーエアコンの空気を冷やす装置(ヒートポンプシステム)の冷媒ガス不足のことについてお話しましたが、ここからは空気を循環させる側の不具合でエアコンが効かなくなる原因についてお話していきます。

上の写真は、エバポレーターというアルミフィン状のパーツで、車内または車外から吸い込まれた空気はこのエバポレーター(低い温度になっている、約0~5℃ぐらい)を通過することによって温度が下がり、その冷えた空気がエアコンの吹出口から出て来るという仕組みで作動しています。

カーエアコンの空気の流れ

出典)エアコン用フィルター|トヨタ

ただ、上記の写真のようにそのエバポレーターにホコリがたくさん詰まってしまうと、空気そのものが流れにくくなってしまうため、吹出口から出る風が弱くなってしまい、結果的にエアコンが効かないということにつながります。

特に古い年式の車の場合、新車の段階でエバポレーターの手前側に設置するはずのエアコンフィルターが未搭載のものがあったりするため、10年ぐらい経過すると上記のようにホコリっでエバポレターが詰まってきてしまいます。

これがエアコン不調の原因である場合、エバポレーターに付いたホコリを取り除いてあげれば、風が勢いよく流れ出し、しっかりと車内を冷やすことが出来るようになります。

>>自分でカーエアコンのエバポレーターを洗浄掃除する方法

ちなみに、カーエアコンのフィルター搭載車であっても、そのフィルターが詰まっても同じように風量が落ちてしまいます。

エアコンフィルターの交換目安は、長く使っても2~3年でしょう。

それ以上フィルターを無交換で使用していると、フィルターが詰まってエアコンの効きが弱くなったり、フィルターをすり抜けたホコリ(カーエアコンはフィルターが詰まってしまった時の故障を予防するための逃し穴を設置していて、そこからホコリがエバポレーターに入っていく)がエバポレーターに付着し、生臭いにおいが発生してしまうこともあります。

何年もエアコンフィルターを取り替えていない人は、下記の記事を参考にエアコンフィルターの交換と、エバポレーターの洗浄を行なってみると良いでしょう。

>>【車のエアコンがくさい】自分でエバポレーター洗浄する方法

【不調の原因その4】パーツの故障

カーエアコンが効かなくなってしまった原因が冷媒漏れやエバポレーターのホコリ詰まりなどではなく、コンプレッサーや電装ファン、配管詰まりなどのパーツ故障である場合、業者に頼んで修理をしてもらう必要があります。

というのも、カーエアコンのパーツを交換しなければならない場合、専用の機械を使って①冷媒回収、②パーツ交換、③真空引き、④冷媒&コンプレッサーオイルの充填という流れで作業を進めていくことになるのですが、私達素人の場合、専用の高価な道具がないため、例え故障の原因を特定してパーツ交換ができるとしても、①、③、④の工程を自分で行うことができません。

出典)車フロンガス回収再生装置|有限会社大麻自動車

では具体的にどこに修理を依頼すればいいのかということについては、オートバックスやイエローハットのような車用品専門店、ガソリンスタンドなどでは修理を依頼しないほうがいいと思います。

それらのお店では、冷媒の回収&再充填は可能ですが、エアコンの修理まではできないことが普通です。

また、ディーラーの場合、細かな原因を探ることはあまりしないので、ほとんどのケースでエアコンをアセンブリ交換(エアコン一式交換)となってしまいます。

その場合、エアコン一式を交換するため部品代が高額(20~30万円)になりることもありますので、事前に修理の見積もりを取ってみることをおすすめします。

このようなことから、カーエアコンの修理で一番オススメなのは車の電装屋さんです。

車の電装屋さんとは、自動車の電気系統に関わるパーツ(カーナビ、カーオーディオ、バッテリー、オルターネーター、エンジンコンピューターなど)の取り付けや修理を専門で行っているお店のことです。

このようなお店では、カーエアコンの事を熟知しているため、故障の原因を特定し、故障したパーツだけを交換していくというスタンスのお店が多く、交換部品が少なくなり、修理費用が大分安くなることが多々あります。

車の修理といえば、ディーラーや認定整備工場などが思い浮かぶと思いますが、一度車の電装屋さんを探して行ってみて、見積もりをもらってみるといいと思いますよ。

最後に一言

今回は、車のエアコンが効かない(冷えない)原因とDIY修理方法まとめについてお話しました。

カーエアコンは定期的にメンテナンスをしてあげないと、冷たい風が出てこなくなったり、風量が弱くなったりしてしまいます。

不調の原因がはっきりすればおのずと対処法も見つかりますし、場合によっては自分で修理することが出来ることもありますので、是非参考にしてみてくださいね。

それでは!