【格安3000円】ブレーキパッドのDIY交換方法(フロント&リア)

【格安3300円】自分で車のブレーキパッドを交換する方法(フロント&リア)

私は以前から車の点検を自分で行っているのですが、今回の点検ではフロントとリアのブレーキパッドがそろそろ交換時期(3mm以下)であることが分かりました。

交換費用の相場は、前後ブレーキパッドの全交換で約8000~12000円ほどです。

ただ、ブレーキパッドを自分で取り寄せて、DIY交換してしまえば、ブレーキパッドの部品代(3000円、前後セット)だけでフロントとリアのブレーキパッドを新品に交換することができます。

そこで今回は、フロントとリアのブレーキパッド交換方法ついて、写真付きで詳しく説明していきます。

なお、ブレーキパッドだけではなく、ブレーキローターも合わせて交換したい場合は、こちらの記事が参考になると思います。

>>【保存版】自分でブレーキパッド&ローターを交換する方法

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ブレーキパッドやローターは自分で交換しても良いのか?

具体的な作業の説明に入る前に、ふと疑問に思ったことがありました。

「ブレーキパッドやローターは、自分で交換してしまってもいいものなのか?」

このことを正しく理解するためには、該当する作業が法律上どのような取り扱いをされているかということを知っておく必要があります。

まず、ブレーキローターの交換作業は、「道路運送車両法施行規則」の中の「分解整備」に該当します。

第三条  法第四十九条第二項 の分解整備とは、次の各号のいずれかに該当するものをいう。

(中略)

五 制動装置のマスタ・シリンダ、バルブ類、ホース、パイプ、倍力装置、ブレーキ・チャンバ、ブレーキ・ドラム(二輪の小型自動車のブレーキ・ドラムを除く。)若しくはディスク・ブレーキのキャリパを取り外し、又は二輪の小型自動車のブレーキ・ライニングを交換するためにブレーキ・シューを取り外して行う自動車の整備又は改造

引用)道路運送車両法施行規則

では、この分解整備というのは誰が行うべきなのかというと、こちらの記事が参考になると思います。

自動車の使用者本人が上記の分解整備を行った場合は、点検整備記録簿に記入し、2年間保存しなければなりません(道路運送車両法第49条2、自動車点検基準第4条2)。以前は、使用者本人が分解整備をしたときは、国の検査場での分解整備検査が義務付けられていましたが、平成10年に廃止になりました。

分解整備も、前ページの定期点検同様、使用者本人で分解整備ができる人は少数派でしょう。そこで分解整備も委託することができます。委託する際は、必ず分解整備事業者(認証整備工場や指定整備工場)に委託してください。分解整備事業者以外が他人の車の分解整備を行うことはできません。

ディスクパッド交換のページでもふれましたが、分解整備は安全上重要な部分の整備です。十分な知識・技術のある方は自分で行ってもかまいませんが、自信のない方は分解整備事業者に委託することを管理人としてはお勧めします。

引用)分解整備の定義|ちょっと得するかも?

自動車の、保安上重要な部位を整備するには、整備士資格が必要という話しがありますが、間違ってないけど正しくないんですよね、これ。

結論から言っちゃうと、自動車使用者が整備(まぁつまり自分の車を自身で整備)する場合には、整備士資格は不要です。

逆に言えば、有償無償を問わず、他人の車の保安上重要な部位を整備するには、整備士資格が必要です。

そして有償ならば地方運輸局の認証を得た工場(認証工場)でなければならない、という具合です。

ちょっと根拠を整理すると、まずは「道路運送車両法」によりますと、第四十七条に「自動車の使用者は、自動車の点検をし、及び必要に応じ整備をすることにより、当該自動車を保安基準に適合するように維持しなければならない。」と書いてあります。

つまり、使用者自身に点検と整備を義務づけています。

そして、第四十七条の二の3項で「自動車の使用者は、前二項の規定による点検の結果、当該自動車が保安基準に適合しなくなるおそれがある状態又は適合しない状態にあるときは、保安基準に適合しなくなるおそれをなくするため、又は保安基準に適合させるために当該自動車について必要な整備をしなければならない。」と記しています。

とは言うものの、気になる条文もあります。整備管理者を選任しなさいという条項(第五十条)です。ただし、これは「車両総重量八トン以上の自動車」に関してですので、一般的な自家用車では該当しませんね。

と、いうことで、全条文を見ても、ど~こにも、分解整備は有資格者が行わなければならない、という記載はありません。

引用)クルマのブレーキパッド交換などのDIYは違法か?(笑)|macocciの、主にROVER75ブログ

>個人的に友達にやってあげる(してもらう)とかも違法ではありません
これは違法になります

qtynd045さんが言われるように自分のクルマを自分が作業する場合だけ合法になります
>事業としてお金が発生したら資格無いと違法です
事業として無料で作業しても関係ないです、料金の発生は関係ありません

引用)自動車のブレーキパッドを整備資格のない人が交換|Yahoo知恵袋

これらをまとめてみると、他人の車を整備する(お金の受け渡しの有無は関係なし)場合は自動車整備士という資格が必要となります(責任問題があるため)が、自分の車を自分で整備する場合は特に資格がなくてもOKということ。

良く考えてみると、ユーザー車検といって、自分で法定点検及び必要整備をして、陸運局で車検を通している人はたくさんいますし、そういった人達は車検に通すために必要な分解整備を自分自身の手で行っているわけです。

ですから、「自分の車を自分で分解整備する」という点については、自己責任で行う分にはOKで、自分で責任が持てない(知識やノウハウがない、自信がない)場合は、有資格者(車屋さん)などに分解整備をお願いするという判断になるのだと考えておきましょう。

なお、ブレーキパッドの交換作業後、それを記録に残す必要はありませんが、例えば車検や法定点検などのタイミングで点検整備記録簿にブレーキパッド残量などを記載する欄がありますので、そこに残り厚さを記載する事になります。

24ヶ月法定点検記録簿

出典)24ヶ月定期点検記録簿

ですので、書類を残す必要があるのはブレーキパッドなどを交換したタイミングではなく、車検などの法定点検(12ヶ月、24ヶ月)となります。

ブレーキパッドの交換は自分で行うけれども、車検は業者に依頼するという場合、過去にブレーキパッドを誰が交換したというのは全く関係ありません。

業者としては車検を受けた時点で、法定24ヶ月点検整備項目の中にあるブレーキパッドの残りやブレーキが効きを業者側で確認し、先程のような記録簿にチェックしていきます。

車検を業者に依頼する際、過去に誰がブレーキパッドを交換したのかということについては、車検を引き受けてもらえるかどうかということに関係ありませんので、ご参考まで。

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ブレーキパッド作業可否のポイント

  • ブレーキパッドの交換は「分解整備」となる
  • 整備士の資格がない人が、他人の車のブレーキパッド交換は法律で禁止されている
  • 自分の車であれば法律的には禁止されておらず、自己責任となる(ユーザー車検の考え方)
  • 経験などがあり、自分で責任が持てる人以外はDIY交換は避け、有資格者(業者)に依頼する
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ブレーキパッド交換に必要なものについて

ここからは、ブレーキパッドを交換するために必要なものについてお話していきます。

ブレーキパッド

まずはじめにお話しておきたいのは、ブレーキパッドどうやって購入するかということです。

私の場合、自動車整備のプロではないため、どうやって車に合った型番のブレーキパッドを手に入れるかということが課題になっていたのですが、最近はネットショップなどある問い合わせフォームから、自分の車の型式や年式を記載して問い合わせることで、自分の車に合った部品を取り寄せることができます。

ちなみに今回は使ったのはこの部品です。

出典)日産 エルグランド(E51 NE51 ME51 MNE51) エクストレイル(T30) ブレーキパッド ブレーキパット 前後セット 1台分 AY040-NS095 AY060-NS045 |楽天市場

気になるブレーキパッドの価格は、フロントとリアのセットで格安約3000(送料込み)でした。

大切なことは、事前に適合を確認しておくということで、車検証を用意してお問い合わせフォームから適合確認をすることにしました。

適合確認に必要な情報は以下の通り。

ご購入前に必ず適合確認をお願い致します。
車検証より以下の情報を質問欄へご連絡いただければ適合確認させていただきます。

★初年登録
★車体番号
★型式指定番号(数字5桁)※【型式】ではないのでご注意お願いします。
★類別区分(数字4桁)

引用)ノア・ヴォクシー AZR60 AZR65 新品 左右フロント ブレーキ ディスクローター&パッドセット R7B13 |FMパーツ

私の車の場合、上記のうち、型式指定番号と類別区分というところは車検証に記載がなかったため、上2つの初年度登録と車体番号のみを記載して問合せをしてみました。

その問い合わせに対する回答はこんな感じで返ってきました。

○○様

この度は当方出品商品にお問い合わせ頂き誠にありがとうございます。

確認いたしました所、お問合せ頂きました商品で適合致しました。

ご注文いただく際は、カート内の車台情報を記載する欄に

「メールにて適合確認済み」とご記載下さい。

何卒よろしくお願い致します。

これで今検討している部品が自分の車に適合して言うことがわかったので、この時点でブレーキパッドの注文を行い、注文してから約2日後、ダンボールに梱包されたブレーキパッドが届きました。

適合確認後2日で届いた交換用のブレーキパッド

このような手順を踏んでいけば、素人でもネットショップに適合確認をしてもらうことで、自分の車に合ったパーツを確実に手に入れられますので、パーツの取り寄せ方の参考にしてみてください。

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タイヤ交換で必要な車載道具

ブレーキパッドとを交換するためには、タイヤを取り外す必要があります。

タイヤ交換するために必要なジャッキとトルクレンチ(車載工具などでも代用可)を1セット準備しておきましょう。

ブレーキパッド交換でタイヤを取り外す

メガネレンチ(13mm、14mm、17mm)

リアのキャリパーボルトを緩めるためのメガネレンチ(14mm)

ブレーキ周りのボルトや部品を取り外したりするために、14mmや17mmのメガネレンチが必要になります。

ブレーキの構造

出典)ディスクブレーキ|AKEBONO

モンキーでも代用可能な場合もありますが、特に14mmと17mmの部分はかた~く締め付けられているので、できればメガネレンチを用意しておいたほうがいいと思います。

車種によってはレンチサイズが異る可能性がありますが、大体このサイズで行けることが多いかなと思います。

プライヤー&ゴム板

新品のブレーキパッドは、これまで使っていた磨り減ったブレーキパッドより厚みがあるため、それを装着するには事前に前に出たピストンを押し戻しておく必要があります。

ブレーキパッド交換でピストンを押し戻す前

ブレーキパッド交換でピストンを押し戻した後

本来であれば、専用の工具「ディスクブレーキピストンツール」を使うのですが、プライヤーとゴム板(布切れなどでも可)で代用することができます。

ピストン戻し

SSTなので高いし1ポットのキャリパーならプライヤーで戻しても問題ないと思います。

出典)KTC ブレーキキャリパーピストン戻し|ヽ(*゚ー゚)ノ ぃょぅ って

今回は、自宅にあったプライヤーとピストンに傷をつけないようにするための適当な布切れを使ってこんな感じでピストンの押し戻しを行いました。

プライヤーと布切れを使ってブレーキのピストンを押し戻す

専用のピストンツールもそんなに高価なものではなく、ネットで約3000円程度で購入できます。

プライヤーかピストンツール、どちらでもいいので準備しておいてください。

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キッチンペーパー

先ほどのページでお話したブレーキのピストンを押し戻すという作業を行うと、ブレーキフルードがリザーバータンクから溢れ出す場合があります。

ブレーキフルードはボディの塗装面などに付着すると、塗装をブヨブヨにやわらかく溶かしてしまいます。

そこで役に立つのがキッチンペーパーです。

ピストンの押し戻してブレーキフルード溢れを防止

こんな感じでキッチンペーパーをリザーバータンクの上にさしておけば、リザーバータンクからあふれ出てきたブレーキフルードを吸い取ってくれるので、あふれ出たブレーキフルードでエンジンルーム内の塗装面を汚す心配がなくなります。

ブレーキフルードを吸い取ったキッチンペーパー

スポイト

ブレーキパッドを交換する際に、ブレーキフルードタンクのフルード量が規定量より多くなってしまうことがあります。

そんな時は、ホームセンターなどで売られているスポイト(約100円)を使ってブレーキフルードを抜きとったりします。

スポイトを使ってブレーキフルードを抜き取る

必要になるかどうかは車種や交換箇所の数によってことなりますが、一応用意しておいたほうが安心です。

パッドグリス&綿棒

新品のブレーキパッドを取り付ける際に、ブレーキパッドとキャリパーが接触する面(当たり面)にグリスを塗布します。

ブレーキの当たり面にグリスを塗布する

こうすることによって、ブレーキを踏んだ時のキィーっという音を予防することが出来ます。

準備するグリスは、一般的に「パッドグリス」といわれているものを購入しておけばOKです。

今回使ったグリスは、耐熱温度の高いカッパーコンパウンド(約2000円)というもので、基本的にはパッドグリスと同じ種類のグリスです。

カッパーコンパウンドをブレーキパッド交換で当たり面に塗る

それはちょっと高いなぁという場合、ブレーキパッドを購入するネットショップなどで、5~10gの量り売りタイプ(200~300円程度)のものなどもあります。

なお、ブレーキまわりはかなり高温になりますので、普通のグリスだと溶け出してすぐになくなってしまいますので、必ず耐熱温度の高いグリスを購入するようにしてくださいね。

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パーツクリーナーとボロ布

パーツクリーナー

最後に必要なものは、ブレーキ周りの金属パーツを洗浄するために使うパーツクリーナーです。

ホームセンターなどで200~300円程度で売られているものでOKです。

ブレーキパッド交換で汚れを拭き取る布

落ちた汚れやパーツクリーナーをふき取るために、使い古しのタオルなどボロ布も準備しておきましょう。

フロントブレーキパッドの具体的な交換手順

ここからはフロントブレーキパッドの具体的な交換手順についてお話していきます。

車をジャッキアップしタイヤを取り外す

まず車載工具&ジャッキを使ってタイヤを取り外していきましょう。

ブレーキパッド交換でタイヤを取り外す

ブレーキパッド交換のためにフロントタイヤを取り外す

キャリパーの後ろのボルトを緩める

次に、キャリパーの後ろにあるボルト(17mm、下側のみ)を緩めていきます。

フロントブレーキのキャリパーを固定しているボルト

かたく固着している場合がありますので、モンキーではなくメガネレンチを使うことをおすすめします。

17mmのメガネレンチでフロントブレーキキャリパーボルトを緩める

フロントブレーキキャリパーのボルトを緩めているところ

下側のボルトを完全に取り外すことができれば、上側のボルトは緩めなくてもこんな感じでブレーキキャリパーを持ち上げることができます。

フロントブレーキのキャリパーボルトを取り外したところ

フロントブレーキ交換でキャリパーを持ち上げている

ちなみに、こんな感じでキャリパーの上側のボルトにメガネレンチをかけて、サスの下側などに差し込んでやれば、キャリパーをこの状態で仮固定しておくことができ、作業性が良くなります。

メガネレンチを上手く使ってキャリパーを固定

紐などでキャリパーを釣り上げてもいいですし、どのような方法でもいいので、次の工程でブレーキパッドが交換しやすいように、キャリパーを持ち上げた状態を維持できるような工夫をしておきましょう。

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古いブレーキパッドを取り外す

この段階になると、こんな感じでブレーキパッドを手で簡単に取り外すことができます。

フロントブレーキパッドを交換する前

フロントブレーキパッド交換で取り外したところ

反対側のブレーキパッドも取り外しておきましょう。

フロント反対側のブレーキパッドも取り外す

こんな感じでフロント片側で、2つのブレーキパッドを取り外すことができます。

交換で取り外したブレーキパッド

取り外したブレーキパッドには金属の板パーツ(シム)がついています。

ブレーキパッドにくっついているシム

ブレーキパッド交換でシムを取り外したところ

シムの役割はブレーキの鳴き(ブレーキを踏んだ時にキィーとなる音のこと)を抑制することにあり、なくてもブレーキの動作に問題はありません。

サーキットなどでスポーツ走行などをする人は、ブレーキタッチを改善するためにわざとシムを取り外している人もいます。

このシムは購入したブレーキパッドのセットの中に付属していないことがほとんどです。

一般的にはブレーキが泣かないようにしたい人がほとんどですので、元々付いていたシムを再利用することがほとんどです。

ブレーキパッド交換で汚れを拭き取る布

取り外したシムには相当な油汚れがついていますので、再利用する前にパーツクリーナーやボロ布などを使ってきれいにしておきましょう。

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ブレーキフルードタンクにキッチンペーパーを差し込む

次は少し場所が変わりますが、エンジンルームの中にあるブレーキフルードタンクにキッチンペーパーを差し込みます。

ピストンの押し戻してブレーキフルード溢れを防止

こうしておくことで、次のステップで行うブレーキピストンの押し戻しでタンク内に増えてくるブレーキフルードがタンクから溢れ出てしまうのを防ぐことができます。

前に出っ張ってきているピストンを押し込む

ディスクブレーキは、ピストンでブレーキパッドをディスクに押し付けることによって作動します。

参考までに、ブレーキの構造がよくわかる概略図を紹介しておきます。

ブレーキピストンの構造

ブレーキペダルを踏むと、ブレーキキャリパーに組み込まれているブレーキパッドが、タイヤと一緒に回転しているディスクローターを両側から押さえ込むことでタイヤの回転を落し、車が止まります。

出典)意外に身近な摩擦とブレーキの話|日本ブレーキ工業株式会社

古いブレーキパッドは磨り減って薄い状態で使用されていたため、現状のままだとピストンと呼ばれる円筒上の金属部品が前に出っ張った状態になっています。

新古ブレーキパッドの比較

ブレーキパッド交換でピストンを押し戻す前

新品のブレーキパッドを取り付けるためには、事前にこのピストンを押し込んでおかないといけません。

今回は、あり物のプライヤーとボロ布(ゴム板などでもOK、ピストン保護)を使ってピストンを押し込みました。

プライヤーと布切れを使ってブレーキのピストンを押し戻す

ブレーキパッド交換でピストンを押し戻した後

ピストンを押し戻す作業は結構な力が要りますので大変な作業ですが、あまりにも頑張って力を入れすぎるとピストンに傷が付いてしまったりすることもあるので、少しずつ慎重にピストンを押し戻していきましょう。

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グリスを塗布する

ここからは新品のブレーキパッドを取り付ける前に、ブレーキの鳴き止めのために、ブレーキパッドが接するパーツの周りにグリスを塗布しておくきましょう。

これを塗り忘れると、ブレーキを踏んだ時にキィー・・・という音が出てしまことが多いですので、忘れずにやっておきましょう。

まず、ブレーキパッドにセットするシムのブレーキパッド側の面に、綿棒などを使ってグリスをたっぷりと塗布します。

ブレーキパッドのシムにグリスを塗布する

シムにグリスを塗布したら、グリスアップした面がブレーキパッド側になるように取り付けていきます。

グリスを塗布したシムをパッドに取り付ける

グリスを塗布したシムをブレーキパッドにかぶせる

基本的にグリスは薄く塗布すればOKです。

残りのもう一枚のシムにもグリスを塗りつけ、一枚目のシムの上からかぶせるように取り付けていきましょう。

2枚目のシムにもグリスアップする

2枚目のシムをグリスアップした後

2枚目のシムをブレーキパッドに取り付けたところ

もう一つのブレーキパッドの方も同じようにグリスを塗布して、シムをセットしておいてくださいね。

その他にグリスを塗布する場所は、マウンティングブラケットとブレーキパッドが接するこの部分。

ブレーキパッドとマウンティングブラケットの当たり面にもグリスを塗る

この部分にもグリスを塗っておくことで、ブレーキ鳴きを低減することが出来ます。

マウンティングブラケットのグリスアップ1

マウンティングブラケットのグリスアップ2

マウンティングブラケットのグリスアップ3

ブラケットの下側だけではなく、上側も忘れずに塗っていきます。

ブラケットの上側にもグリスを塗る

この時、ブレーキローターにグリスが付着してしまわないように注意しましょう。

ブレーキローターにもグリスが付着してしまった場合、布や綿棒などで拭き取っておいておけばOKです。

裏側のマウンティングブラケットも同様の箇所(下、上)にグリスを塗布しておきます。

裏側のマウンティングブラケットにもグリスを塗布

裏側のマウンティングブラケットにもグリスを塗布上

後は、ブレーキパッドが接するブレーキキャリパーのこの面(裏側)と、ピストンの当たり面にもグリスを薄く塗っておいてください。

ブレーキキャリパーとパッドの当たり面にグリスを塗布

ブレーキパッドのピストンにもグリスを塗布

このグリスアップを面倒臭がってやらない人もいますが、あとからブレーキが鳴いてきてしまうと、またブレーキまわりを分解してグリスを塗り直す必要が出てきますので、この段階で塗っておいたほうがいいと思います。

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新品のブレーキパッドを取り付ける

ここからは、新品のブレーキパッドを取り付けていく工程です。

もともと取り付けてあった様にマウンティングブラケットの溝にブレーキパッドの突起部を上手くはめ込んでいきましょう。

新しい交換用のブレーキパッドを取り付ける

新しいブレーキパッドを取り付けた後

次に裏側のブレーキパッドですが、裏側のブレーキパッドにはパッドセンサーを取り付けることがほとんどです。

パッドセンサーとは、こんな感じの金属パーツで、ブレーキパッドの残量が少なくなると、「キィ~~~・・・」という不快な音を発して知らせてくれるパーツです。

パッドセンサー

今回はブレーキパッドのセットに含まれていましたので、それを使いましたが、取り外した古いブレーキパッドについていたものを再利用してもOKです。

パッドセンサーはこんな感じでブレーキパッドにセットしておいてくださね。

ブレーキパッドにパッドセンサーを取り付ける

あとは裏側も表側と同様にブレーキパッドを取り付けていきます。

裏側のブレーキパッドを取り付ける前

裏側のブレーキパッドを取り付けた後

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ブレーキキャリパーを元に戻す

あとは逆立ちで仮固定させておいたブレーキキャリパーを元に戻していきます。

フロントのブレーキキャリパーを元に戻す

フロントのブレーキキャリパーをもとに戻したところ

この時、ブレーキパッドに取り付けたシム(あのペラペラの金属パーツ)がキャリパーの先端に干渉しないようにブレーキパッドやピストンなどを少し押さえ込みながらキャリパーを挿入していくと上手く組み付けることができます。

あとはブレーキキャリパーを固定する下側の17mmのボルトをしっかりと絞めていきましょう。

ブレーキキャリパーのボルトをしっかりと締め付ける

ブレーキキャリパーボルトの締付けトルクについては、ディーラーなどに確認すれば正確な値を知ることができます。

ちなみに、一般的なボルトの締付けトルク(自動車、1.8系列[N・m])は以下のようになっていますので、ご参考まで。

  • M10細目(14mmのレンチ)→ 44N・m (4.4kgf・m)
  • M12細目(19mmのレンチ)→ 76N・m (7.6kgf・m)
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これで、フロント左側のブレーキパッド交換は完了です。

フロント右側についても同様の手順でブレーキパッドを交換してあげてください。

ブレーキフルードの量を確認する

ブレーキパッドやブレーキローターを交換した後は、ブレーキパッドの厚みが増す分、ピストンが押し戻され、ブレーキフルードが規定量(MAX)より増えてしまう場合があります。

途中でブレーキフルードのリザーバータンクにキッチンペーパーを差し込んでおいたのは、それによってブレーキフルードがリザーバータンクからあふれ出ないようにするためでしたよね。

ピストンの押し戻してブレーキフルード溢れを防止

車種や交換する箇所によって異なりますが、ブレーキパッドの交換でタンク内のブレーキフルードがこんな感じに増えてしまうこともよくあります。

ブレーキフルードを吸い取ったキッチンペーパー

ブレーキパッドの交換が終わったらキッチンペーパーを抜き取り、ブレーキフルードの量が規定値の中に納まっているか、確認していきます。

まずはじめに、エンジンをONし、ブレーキを2~3度、奥までしっかりと踏み込みます。

ブレーキを何度も奥まで踏む

その後、エンジンを止め、ブレーキフルードが規定レベルに収まっているか確認してみましょう。

今回の場合、かなりブレーキフルードが多めだったので、ホームセンター等に売っているようなスポイト(約100円)を使ってブレーキフルードを抜き取っておきました。

スポイトを使ってブレーキフルードを抜き取る

ピストンを押し戻す量が多い場合、リザーバタンクのブレーキフルードが溜まってしまっている事がありますので、ブレーキフルードが既定量より多く入っている場合は、スポイトなどを使って規定量に収まるように調整しておきましょう。

お疲れ様でした。

これでフロントブレーキパッドの交換は完了です。

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リアブレーキパッドの具体的な交換手順

ここからは、リアブレーキパッドの具体的な交換手順についてお話していきます。

車をジャッキアップしタイヤを取り外す

まず車載工具&ジャッキを使ってタイヤを取り外していきましょう。

リアブレーキパッド交換でジャッキアップする

リアブレーキパッド交換でタイヤを外したところ

キャリパーの後ろのボルトを緩める

次に、キャリパーの後ろにあるボルト(14mm、下側のみ)を緩めていきます。

リアブレーキパッド交換でキャリパーボルトを緩める

かたく固着している場合がありますので、モンキーではなくしっかりとボルトを回すことができるメガネレンチを使うことをおすすめします。

リアのキャリパーボルトを緩めるためのメガネレンチ(14mm)

リアのキャリパーボルトをメガネレンチで緩める

リアのキャリパーボルトを取り外したところ

下側のボルトを完全に取り外すことができれば、上側のボルトは緩めなくてもこんな感じでブレーキキャリパーを持ち上げることができます。

リアのブレーキキャリパーを持ち上げたところ

ちなみに、こんな感じでキャリパーの上側のボルトにメガネレンチをかけて、サスの下側などに差し込んでやれば、キャリパーをこの状態で仮固定しておくことができ、作業性が良くなります。

リアのキャリパーを仮固定する

その他に、紐などでキャリパーを釣り上げてもいいですし、どのような方法でもいいので、次の工程でブレーキパッドが交換しやすいように、キャリパーを持ち上げた状態を維持できるような工夫をしておきましょう。

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古いブレーキパッドを取り外す

この段階になると、こんな感じでブレーキパッドを手で簡単に取り外すことができます。

リアのブレーキパッドを取り外す前

リアのブレーキパッドを取り外しているところ

リアのブレーキパッドを取り外した

同じように反対側のブレーキパッドも取り外しておきましょう。

リアの裏側のブレーキパッド

リアブレーキパッドを取り外したところ

こんな感じでリアの片側で、2つのブレーキパッドを取り外すことができます。

取り外したブレーキパッドには金属の板パーツ(シム)がついています。

取り外したリアのブレーキパッドとシム

シムの役割はブレーキの鳴き(ブレーキを踏んだ時にキィーとなる音のこと)を抑制することにあり、なくてもブレーキの動作に問題はありません。

サーキットなどでスポーツ走行などをする人は、ブレーキタッチを改善するためにわざとシムを取り外している人もいます。

このシムは購入したブレーキパッドのセットの中に付属していないことがほとんどです。

一般的にはブレーキが泣かないようにしたい人がほとんどですので、元々付いていたシムを再利用することがほとんどです。

ブレーキパッド交換で汚れを拭き取る布

取り外したシムには相当な油汚れがついていますので、再利用する前にパーツクリーナーやボロ布などを使ってきれいにしておきましょう。

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ブレーキフルードタンクにキッチンペーパーを差し込む

次は少し場所が変わりますが、エンジンルームの中にあるブレーキフルードタンクにキッチンペーパーを差し込みます。

ピストンの押し戻してブレーキフルード溢れを防止

こうしておくことで、次のステップで行うブレーキピストンの押し戻しでタンク内に増えてくるブレーキフルードがタンクから溢れ出てしまうのを防ぐことができます。

前に出っ張ってきているピストンを押し込む

ディスクブレーキは、ピストンでブレーキパッドをディスクに押し付けることによって作動します。

参考までに、ブレーキの構造がよくわかる概略図を紹介しておきます。

ブレーキピストンの構造

ブレーキペダルを踏むと、ブレーキキャリパーに組み込まれているブレーキパッドが、タイヤと一緒に回転しているディスクローターを両側から押さえ込むことでタイヤの回転を落し、車が止まります。

出典)意外に身近な摩擦とブレーキの話|日本ブレーキ工業株式会社

古いブレーキパッドは磨り減って薄い状態で使用されていたため、現状のままだとピストンと呼ばれる円筒上の金属部品が前に出っ張った状態になっています。

新古ブレーキパッドの比較

ブレーキパッド交換でピストンを押し戻す前

新品のブレーキパッドを取り付けるためには、事前にこのピストンを押し込んでおかないといけません。

今回は、あり物のプライヤーとボロ布(ゴム板などでもOK、ピストン保護)を使ってピストンを押し込みました。

プライヤーと布切れを使ってブレーキのピストンを押し戻す

ブレーキパッド交換でピストンを押し戻した後

ピストンを押し戻す作業は結構な力が要りますので大変な作業ですが、あまりにも頑張って力を入れすぎるとピストンに傷が付いてしまったりすることもあるので、少しずつ慎重にピストンを押し戻していきましょう。

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グリスを塗布する

ここからは新品のブレーキパッドを取り付ける前に、ブレーキパッドがスムーズに動くように、ブレーキパッドが接するパーツの周りにグリスを塗布しておくきましょう。

ブレーキパッドにセットする金属パーツのブレーキパッド側の面に、綿棒などを使ってグリスを塗布します。

ブレーキの当たり面にグリスを塗布する

シムにグリスを塗布したら、グリスアップした面がブレーキパッド側になるように取り付けていきます。

もう一枚のシムをパッドにかぶせる

グリスアップしたシムを取り付けたところ

基本的にグリスはたっぷり塗布すればOKで、そうすることによってブレーキの鳴きを予防することが出来ます。

残りのもう一枚のシムにもグリスを塗りつけ、一枚目のシムの上からかぶせるように取り付けていきましょう。

もう一枚のシムをパッドにかぶせる

一組目のブレーキパッドが完成

これで一組目のブレーキパッドが完成です。

もう一つのブレーキパッドの方も同じようにグリスを塗布して、シムをセットしておいてくださいね。

その他にグリスを塗布する場所は、マウンティングブラケットとブレーキパッドが接するこの部分。

マウンティングブラケットにグリスアップ

ブレーキの鳴きどめ防止のために、この部分にもグリスを塗っておきましょう。

マウンティングブラケットにグリスアップ1

マウンティングブラケットにグリスアップ2

ブラケットの下側だけではなく、上側も忘れずに塗っていきます。

リアのマウンティングブラケットの上下にグリスアップ

この時、ブレーキローターにグリスが付着してしまわないように注意しましょう。

ブレーキローターにもグリスが付着してしまった場合、布や綿棒などで拭き取っておいておけばOKです。

表側と同じように、裏側のマウンティングブラケットも同様の箇所(下、上)にグリスを塗布しておきます。

裏側のマウンティングブラケットにグリスアップ

後は、ブレーキパッドが接するブレーキキャリパーのこの面(裏側)と、ピストンの当たり面にもグリスを薄く塗っておいてください。

キャリパーとパッドの当たり面にグリスアップ

ピストンにもグリスアップ

このグリスアップを面倒臭がってやらない人もいますが、あとからブレーキが鳴いてきてしまうと、またブレーキまわりを分解してグリスを塗り直す必要が出てきますので、この段階で塗っておいたほうがいいと思います。

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新品のブレーキパッドを取り付ける

ここからは、新品のブレーキパッドを取り付けていく工程です。

もともと取り付けてあった様にマウンティングブラケットの溝にブレーキパッドの突起部を上手くはめ込んでいきましょう。

新品のブレーキパッドを取り付ける前

新品のブレーキパッドを取り付けた後

次に裏側のブレーキパッドですが、裏側のブレーキパッドにはパッドセンサーを取り付けることがほとんどです。

パッドセンサーとは、こんな感じの金属パーツで、ブレーキパッドの残量が少なくなると、「キィ~~~・・・」という不快な音を発して知らせてくれるパーツです。

パッドセンサー

今回はブレーキパッドのセットに含まれていましたので、それを使いましたが、取り外した古いブレーキパッドについていたものを再利用してもOKです。

パッドセンサーはこんな感じでブレーキパッドにセットしておいてくださね。

あとは裏側も表側と同様にブレーキパッドを取り付けていきます。

裏側にも新品のブレーキパッドを取り付け

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ブレーキキャリパーを元に戻す

あとは逆立ちで仮固定させておいたブレーキキャリパーを元に戻していきます。

リアのブレーキキャリパーを持ち上げたところ

リアのブレーキキャリパーをもとに戻した

この時、ブレーキパッドに取り付けたあのペラペラの金属パーツがキャリパーの先端に干渉しないようにブレーキパッドやピストンなどを少し押さえ込みながらキャリパーを挿入していくと上手く組み付けることができます。

あとはブレーキキャリパーを固定する下側の14mmのボルトをしっかりと絞めていきましょう。

ブレーキキャリパーをもとに戻したところ2

ブレーキキャリパーボルトの締付けトルクについては、ディーラーなどに確認すれば正確な値を知ることができます。

ちなみに、一般的なボルトの締付けトルク(自動車、1.8系列[N・m])は以下のようになっていますので、ご参考まで。

  • M10細目(14mmのレンチ)→ 44N・m (4.4kgf・m)
  • M12細目(19mmのレンチ)→ 76N・m (7.6kgf・m)
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これでリア左側のブレーキパッドとローターの部品交換は完了です。

リア右側についても同様の手順でブレーキパッドを交換してあげてください。

ブレーキフルードの量を確認する

ブレーキパッドやブレーキローターを交換した後は、ブレーキパッドの厚みが増す分、ピストンが押し戻され、ブレーキフルードが規定量(MAX)より増えてしまう場合があります。

途中でブレーキフルードのリザーバータンクにキッチンペーパーを差し込んでおいたのは、それによってブレーキフルードがリザーバータンクからあふれ出ないようにするためでしたよね。

ピストンの押し戻してブレーキフルード溢れを防止

車種や交換する箇所によって異なりますが、ブレーキパッドの交換でタンク内のブレーキフルードがこんな感じに増えてしまうこともよくあります。

ブレーキフルードを吸い取ったキッチンペーパー

ブレーキパッドの交換が終わったらキッチンペーパーを抜き取り、ブレーキフルードの量が規定値の中に納まっているか、確認していきます。

まずはじめに、エンジンをONし、ブレーキを2~3度、奥までしっかりと踏み込みます。

その後、エンジンを止め、ブレーキフルードが規定レベルに収まっているか確認してみましょう。

今回の場合、かなりブレーキフルードが多めだったので、ホームセンター等に売っているようなスポイト(約100円)を使ってブレーキフルードを抜き取っておきました。

スポイトを使ってブレーキフルードを抜き取る

ピストンを押し戻す量が多い場合、リザーバタンクのブレーキフルードが溜まってしまっている事がありますので、ブレーキフルードが既定量より多く入っている場合は、スポイトなどを使って規定量に収まるように調整しておきましょう。

お疲れ様でした。

これでリアブレーキパッドの交換は完了です。

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最後に一言

今回は、【格安3000円】自分で車のブレーキパッドを全交換する方法(フロント&リア)についてお話しました。

ブレーキパッドの交換ははじめての人だと一箇所で1時間ぐらいかかってしまうかもしれませんが、一つ一つの作業自体はそこまで難しいものではありません。

1度やってしまえば、2度目以降はチャチャッとできるようになると思います。

注意してもらいたいことは、ブレーキ交換後は「一度ゆっくりと動き出してはブレーキ」という感じでブレーキの効きを確かめてもらいたいという点です。

作業自体は簡単なので間違うことはないと思いますが、万が一、何か異変があった場合にすぐに停車できるスピードで試運転をすることが最も重要です。

作業が簡単だからと言って、自分が行った作業の結果を検証せずにいきなり速いスピードで走り出すなんてことは絶対にやめましょう。

自分で作業するのが不安な場合は、決して無理をせず、プロにお願いするのがいいと思います。

是非参考にしてみてくださいね。

それでは!

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