【BMW】ブレーキパッドとディスクローターのDIY交換方法

【STEP8】新品のディスクローターを取り付ける

新品のディスクローターを取り付ける方法は簡単です。

ディスクローターをセンターハブのところに挿入し、先程の六角ボルト(5mm)を締め付けるだけ。

ディスクローターをセンターハブのところに挿入し、先程の六角ボルト(5mm)を締め付ける

BMWに新品のディスクローターを取り付けた

あっという間にブレーキローターの取り付けは完了です。

【STEP9】マウンティングブラケットを取り付ける

次は先ほど外したマウンティングブラケットを取り付けていきます。

マウンティングブラケットを取り付ける

マウンティングブラケットも16mmのボルトを2本で固定していきます。

ブレーキの際に大きな力がかかる場所なので、しっかりと規定トルクで締め付けて起きましょう。

【STEP10】ブレーキキャリパーの前に出っ張っているピストンを押し込む

ディスクブレーキは、ピストンでブレーキパッドをディスクに押し付けることによって作動します。

参考までに、ブレーキの構造がよくわかる概略図を紹介しておきます。

意外に身近な摩擦とブレーキの話|日本ブレーキ工業株式会社

ブレーキペダルを踏むと、ブレーキキャリパーに組み込まれているブレーキパッドが、タイヤと一緒に回転しているディスクローターを両側から押さえ込むことでタイヤの回転を落し、車が止まります。

出典)意外に身近な摩擦とブレーキの話|日本ブレーキ工業株式会社

古いブレーキパッドは磨り減って薄い状態で使用されていたため、現状のままだとピストンと呼ばれる円筒上の金属部品が前に出っ張った状態になっています。

ブレーキピストンが出っ張っている状態

新品のブレーキパッドを取り付けるためには、事前にこのピストンを押し込んでおかないといけません。

今回は、あり物のプライヤーと軍手(ピストン保護)を使ってピストンを押し込みました。

自宅にあったプライヤーとピストンに傷をつけないようにするために軍手をを使ってこんな感じでピストンの押し戻し

ブレーキピストンを押し込んだ状態

ピストンを押し戻す作業は結構な力が要りますので大変な作業ですが、あまりにも頑張って力を入れすぎるとピストンに傷が付いてしまったりすることもあるので、少しずつ慎重にピストンを押し戻していきましょう。

【STEP11】新品のブレーキパッドにグリスを塗布する

ここからは新品のブレーキパッドを取り付ける前に、輸入車に多いブレーキパッドの鳴き予防のために、ブレーキパッドの裏側やキャリパー&マウンティングブラケットの当たり面にグリスを塗布しておきましょう。

新品のブレーキパッドにグリスを塗布

ブレーキパッドにグリスを塗布した

ブレーキパッドにグリスを塗布したところ

基本的にグリスは薄く塗布すればOKで、グリスを塗り終わったらブレーキパッドをマウンティングブラケットにセットしていきます。

注意点としては、ディスクローターにグリスが付かない様にすること。

もしブレーキパッドの表面(ディスクローターに接触するところ)にグリスがついてしまったら、ブレーキが効きにくくなってしまいますので、付着したグリスは布とパーツクリーナーなどを使って、きれいにふき取っておきましょう。

【STEP12】新品のブレーキパッドを取り付ける

ここからは、新品のブレーキパッドを取り付けていく工程です。

もともと取り付けてあった様にマウンティングブラケットの溝にブレーキパッドの突起部を上手くはめ込んでいきましょう。

マウンティングブラケットの溝にブレーキパッドの突起部を上手くはめ込んでいく

裏側のブレーキパッドは、キャリパーのピストンに押し込む形で取り付けておきます。

裏側のブレーキパッドは、キャリパーのピストンに押し込む

【STEP13】ブレーキキャリパーを元に戻す

次は、ブレーキキャリパーを元に戻していきます。

ブレーキキャリパーを元に戻す

こんな感じで横からキャリパーをスライドさせていきましょう。

横からキャリパーをスライド

後は、ブレーキキャリパーを固定する六角ボルト(2本)を元通りに規定トルクで締め付けておきます。

【STEP14】パッドセンサーを取り付ける

ブレーキキャリパーをもとに戻せたら、最初の方に取り外しておいたパッドセンサーをブレーキパッドに差し込んで取り付けておきます。

パッドセンサーをブレーキパッドに差し込む

パッドセンサーをブレーキパッドに差し込んだところ

ちなみに、ブレーキ警告灯などが点灯したのでブレーキパッドを交換したという場合、パッドセンサーも交換する必要があります。

パッドセンサーを交換する場合は、ホイールハウス内にあるプラスチック製の箱のところでセンサーの接続を取り外すことができますので、ご参考まで。

パッドセンサーを交換する場合は、ホイールハウス内にあるプラスチック製の箱のところでセンサーの接続を取り外す

ホイールハウス内にあるプラスチック製の箱を開いたところ

パッドセンサーの接続

BMW車のパッドセンサーを取り付け

こんな感じでパッドセンサーは簡単に取り外せますので、予算に余裕のある人はパッドセンサーも交換しておきましょう。

【STEP15】金具を取り付ける

ブレーキキャリパーに付いていた金具も、忘れずに取り付けておきましょう。

ブレーキキャリパーに付いていた金具を取り付け

ブレーキキャリパーに付いていた金具を取り付けたところ

【STEP14】ブレーキフルードの量を確認する

ブレーキパッドやディスクローターを交換した後は、ブレーキパッドの厚みが増す分、ピストンが押し戻され、ブレーキフルードが規定量(MAX)より増えてしまう場合があります。

一番最初にブレーキフルードのリザーバータンクにキッチンペーパーを置いておいたのは、それによってブレーキフルードがリザーバータンクからあふれ出ないようにするためでしたよね。

キッチンペーパーをブレーキフルードタンクに差し込む

ここで一度、ブレーキフルードの量が規定値の中に納まっているか、確認していきます。

まずはじめに、エンジンをONし、ブレーキを2~3度、奥までしっかりと踏み込みます。

その後、エンジンを止め、ブレーキフルードが規定レベルに収まっているか確認してみましょう。

今回の場合、ブレーキパッドもあまり減っていなかったこともあり、ブレーキフルードの量は若干増えた程度で、特に調整をする必要はありませんでした。

ピストンを押し戻す量が多い場合、リザーバタンクのブレーキフルードが溜まってしまっている事がありますので、ブレーキフルードが既定量より多く入っている場合は、スポイトなどを使って規定量に収まるように調整しておきましょう。

スポイトでブレーキフルードを吸い取る

ブレーキパッド&ローター交換を依頼する

自分ではブレーキパッドやローターを交換する自信がない場合、近くのディーラーや整備工場などに交換の依頼をすることをおすすめします。

正確にパッド残量を測定したら、次の車検のタイミングの交換でもOKだったり、ブレーキローターの場合、表面を研磨することによってローターの再利用が可能というケースもあったりします。

このあたりの細かなノウハウについては、素人には分からないことが多いことと思います。

プロからいろんなノウハウを教えてもらうためにも、一度プロに交換をお願いして、可能であれば作業風景を見せてもらうといいと思います。

この記事の説明はなるべく分かりやすく書いたつもりですが、でも実際に作業をしているところを見たほうが絶対わかりやすいですし、そこ場でわからないことを聞いたりすることもできます。

この作業を行う前に、ぜひ一度はプロの作業風景を見てみてくださいね。

最後に一言

今回は、BMWのブレーキパッドとローターを交換する方法についてお話しました。

ブレーキパッドやブレーキローターの交換は2~3時間程時間がかかりますが、作業自体はそこまで難しいものではありません。

特に1度やってしまえば、2度目以降はチャチャッとできるようになると思います。

注意してもらいたいことは、ブレーキ交換後は「一度ゆっくりと動き出してはブレーキ」という感じでブレーキの効きを確かめてもらいたいという点です。

作業自体は簡単なので間違うことはないと思いますが、万が一、何か異変があった場合にすぐに停車できるスピードで試運転をすることが最も重要です。

作業が簡単だからと言って、自分が行った作業の結果を検証せずにいきなり速いスピードで走り出すなんてことは絶対にやめましょう。

なお、自分でブレーキパッド&ローターを交換することに対して自信がない場合、車検などのタイミングでプロに交換してもらったほうがいいと思います。

安全、安心して車に乗るためにも、決して無理はしないでくださいね。

それでは!

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