【パルス充電器】車のバッテリー性能をDIY再生させる方法

再生バッテリーを作るための具体的な充電方法

ここからは、再生バッテリーを作るための具体的な充電方法についてお話していきます。

バッテリーチャージャーの使い方は簡単で、バッテリーにバッテリージャージャーのクリップ端子を接続して充電開始ボタンを押すだけで、後は自動的にバッテリーに充電が行われ、表示モニターに「FUL」という表示が出れば充電完了です。

バッテリーにパルス充電器を接続

今回は実験のためにバッテリーを車から取り出して充電をかけていますが、バッテリーを車に取り付けた状態でも充電することは可能です。

バッテリーチャージャーの接続方法

一昔前のバッテリーの充電というと、ちょっと充電電圧や充電時間を間違えたりすると充電のしすぎ(過充電)でバッテリーから泡が吹いてきたりしたので、一時もバッテリーから目が離せな買ったという印象がありますが、このバッテリーチャージャーは、そんな心配もなく、自動で安全にバッテリーをチャージしてくれます。

気になる自動充電後(約2時間)のCCAの値は、以下の通り。

  • カタログ値;480A
  • 自動充電前;288A(59%)
  • 自動充電後;318A(65%)

こんな感じで、CCAの値が若干回復してきているのがわかると思います。

「たったこれだけしか回復しないの?」と思うかもしれませんが、ホームセンターなどで売られているような普通の充電器を使って充電したことのある人なら分かるのですが、普通の充電器で充電しただけではこの数値はこんなにも変わることはありりません。

なので、ディーラーやガソリンスタンド、JAFを呼んだ時などに、「バッテリーを上げてしまったりした場合は充電しても性能がもとには戻らない(固着したサルフェーションはもとに戻らない)ので、新品に交換しておいたほうが安心ですよ~」と言われるわけです。

こうやって少しでも回復してくるというのは、実はすごいことなんだという認識を持ってもらえればと思います。

追加メンテナンスモードでCCA値は改善するか?

ここで、「もう少しCCA値を改善していくことはできないのだろうか?」という疑問を持っている人のために、この実験の後、手動でパルス充電のみを行うことができる「メンテナンスモード(MM)」を実施してみました。

バッテリーにパルス充電器を接続

その結果がこちら。

  • 自動充電後;318A
  • MM実行後(1回目);317A

結果的には、満充電状態からメンテナンスモード(MM)でパルス充電を行ったとしても、変化が見られないということが分かります。

説明書にも書いて有ることなのですが、メンテナンスモードはバッテリーをバッテリーチャージャーに接続した時にエラーになるぐらい電圧が低いものに対して、なんとかサルフェーションの除去でバッテリーの復活を期待する時に使うモードなので、満充電の状態で使っても意味がないということです。

どうすれば更にCCA値を改善することができるのか?

実は、このバッテリーチャージャーのすごいとことは、バッテリージャージャーをバッテリーに接続した状態にしておくと、バッテリーの電圧が下がったタイミングで、自動的にパルス充電をかけてくれるという機能があります。

サルフェーション除去が可能なパルス充電のイメージ2

それが先程もお見せした充電パターンのステージ4(一番右側)に当たるところになるわけなのですが、こんな感じでバッテリーを車に載せたままバッテリーチャージャーを接続しておくと、充電がかけられるタイミングになったら自動的にパルス充電を行ってくれます。

自動的にパルス充電してサルフェーション除去とCCA改善

※アースが簡単に取れる車の構造の場合は、マイナスクリップをエンジンやボディなどの金属部に接続してください。

私の車についているバッテリーは、新車の時から搭載されているもの(2003年)なのでもう14年選手なのですが、最終的にはCCA値が358(75%)まで回復してきました。

パルス充電でバッテリーのCCA値が改善

元々のCCA値が288(59%)の時は、エンジンを始動させるときのセルモーターが弱々しく、エンジンが始動するまでの時間も長かったので、エンジンがかかるかどうか不安になるようなレベルだったのですが、バッテリー再生後のCCA値が358(75%)の状態だと、セルも勢い良く回り、エンジンもすぐにかかるようになりました。

このようにバッテリーチャージャーで自動パルス充電をひたすらに続けていれば、バッテリーが極端に古いもの、物理的に破損しているものでなければ、結構なレベルにまでバッテリーの性能を改善(物によってはCCA値90%以上も可能)していくことができます。

ただし、バッテリーによって再生するかどうかはばらつきがありますし、家庭用のパルス充電機なので、再生するまでに結構な期間、バッテリーチャージャーを繋ぎっぱなしにしたままにしておかなければならないなどデメリットがあることも事実ですので、ご参考まで。

最後に一言

今回は、【パルス充電器】車などのバッテリー性能をDIY再生させる方法についてお話しました。

バッテリーの経年劣化は、過放電によるサルフェーションによる性能低下がほとんどで、バッテリーのパーツが物理的に破損していなければ、パルス充電器でバッテリーの寿命を伸ばすことができます。

特に輸入車などの場合、純正バッテリーをディーラーなどで交換しようと思うと5~10万円ほどかかってしまうこともあるため、このようなサルフェーション除去機能がついた充電器を持っておくといいと思います。

ただし、サルフェーション除去の方法はパルス充電以外にも、添加剤の投入や定期的な補充電でも可能ですので、その辺りのことを知りたい場合は、こちらの記事が参考になると思います。

>>バッテリーのサルフェーションを除去する3つの方法

とはいっても、日本車のバッテリー場合は、新品の半額以下で手に入る再生バッテリーが豊富にありますし、それを利用していくのであればこのような充電器までは必要ないかもしれません。

どういう風にバッテリーと付き合っていくかは人それぞれだと思いますので、この記事はその参考にでもしていただければと思います。

それでは!